2008年04月30日

鯉名の銀平

『鯉名の銀平』監督:田中徳三、出演:市川雷蔵、中村玉緒、成田純一郎、1961年、日本、CS放送録画

かつてはその名を知られた俠客だったが、今は足を洗って船大工をしている銀平は、お市という娘に惚れている。しかし、彼女は銀平の弟分の卯之吉と恋仲だった。恋に破れた銀平は、縄張りを奪おうとやってくる帆立一家に対して、一人で喧嘩を買ってでる。

長谷川伸の有名な戯曲「雪の渡り鳥」を原作としている。恋の嫉妬から窮地に陥った弟分を見捨てようとしても、結局それもできず、一人で貧乏くじを全部引き受けてしまう渡世人の哀愁。なんか、随分と急ぎ足になってしまっていて、銀平の苦しい心中とかが、えらくさらりと流されている印象を受ける。それにしても、中村玉緒の演じるお市は、ずるい女だなぁ。



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2008年04月28日

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程、長江7号

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』監督:若松孝二、出演:坂井真紀、伴杏里、地曳豪、ARATA、2007年、日本、テアトル新宿

浅間山荘事件にいたるまでの連合赤軍の変遷をたどる。うちが生まれたころが、学生運動の最も熱を帯びていた時期だった。前半は年代を追って、どのような反政府デモが行われ、学生運動がいかにして地下に潜って過激化していったかが説明されていて、当時の記憶が全くないうちには勉強になりましたって感じ。連合赤軍となって、山にこもって軍事訓練をし、どんどんと仲間を粛正していく後半は、ただただ愚かで惨たらしくて、胸が苦しくなった。閉鎖的環境で、強力なイニシアチブを取るリーダーがいる場合、異常な状況に陥ってしまう集団心理の極端な例。間違いだと思っても誰も間違いだとは言えない、小さな嫉妬や、保身が状況を一層エスカレートさせていく。構造は学校でのいじめとあんまり変わらない。
最後に一番年下の隊員が叫ぶ「ぼくらにはただ勇気がなかっただけだ」という言葉が胸に響いた。

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2008年04月27日

王妃の紋章

『王妃の紋章』監督:張藝謀(チャン・イーモウ)、出演:鞏俐(コン・リー)、周潤發(チョウ・ユンファ)、周杰倫(ジェイ・チョウ)、中国、2006年、川崎109シネマズ

スクリーンで観ました。柱まで光るキンキラ加減と、徹底した人海戦術には、やっぱり笑ってしまう(多少ひきつり入ります)。そして鞏俐(コン・リー)のアップの多いこと。これはあくまでも鞏俐のための映画だわ。
最初観たときは、女たちの寄せてあげてボ〜ンの胸に面食らって、それはアリなのか?と思ったけど、溝口健二の『新・平家物語』で白拍子の木暮美千代が同じような格好だったので、もしかしてアリだったのかもしれないと思った次第。年代を見てみると、舞台となった五代十国時代はA.D.907年から960年。清盛たちが生きた平安時代はA.D.1100年代。100年以上後だけど、もしかしたらファッションが伝わっていたのかも。それとも、張藝謀が溝口健二を観て発想したのか?

このメンツに囲まれると、周杰倫(ジェイ・チョウ)の演技堅いなぁと思ってしまう。まぁ、マザコン気味のキャラはピッタリだから適役と思うけど。

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2008年04月25日

剣に賭ける

『剣に賭ける』監督:田中徳三、出演:市川雷蔵、天知茂、1962年、日本、CS放送録画

剣術を極めることに取り憑かれた男・千葉周作が、剣術の神髄を見極めるまで。
強くなることばかり考えていて、人の心を意に介さない、いわば剣術ヲタクのちょっといっちゃってる様を雷蔵が体現している。彼に絡む女性たちが、妙に物わかりが良くてちょっと面白味に欠けるけど、彼女たちの気持ちをてんで気にしていない男の奇妙さはよく伝わってくる。千葉に弟を斬られて復讐に執着する男を天知茂が演じていて、こちらもまた野心満々の剣術ヲタ。最後の決闘後、千葉が剣をじっと見つめる姿は、真に開眼したというよりも、やっぱりあくまでも剣術ヲタにしか見えないんですけど。

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2008年04月24日

花くらべ狸道中

『花くらべ狸道中』監督:田中徳三、出演:市川雷蔵、若尾文子、勝新太郎、中田康子、1961年、日本、CS放送録画

大王になってたぬきの世界を牛耳ろうとする江戸文福党の文福が、それを阻止しようとする阿波徳島党の文左衛門に刺客をはなった。深手を負って江戸に出向けない文左衛門の命を受けて、雷吉と新助が江戸へ行くことになる。人間の弥次喜多に化けて江戸に向かう二人だが、文福の娘が彼らの行く手を遮る。

数ある狸ものの中でも、かなりはじけた作品らしい。冒頭から華やかな歌と踊りで始まり、出てきた雷蔵と勝新は脱色系茶髪のカツラで、時代劇だけど思いっきり今風の若者。女にだらしない新吉と、智恵ものの雷吉のでこぼこコンビの呼吸がいい。雷蔵は若尾文子と羽根飾りを持って優雅に踊り、勝新は中田康子と顔を黒く塗ってワイルドに歌いながら踊る。相当な珍品やけど、めっちゃ楽しい。雷蔵に比べて、勝新は歌も踊りもうまくて随分と器用な人やったんやなぁ。

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2008年04月22日

京都 最終日

本日も晴天なり の京都だった。
母たちは東本願寺へ行った後、12時頃の列車で帰るというので、ホテルをチェックアウトし、駅からの道をしっかと教えて(駅からまっすぐなんですけどね)、そこで分かれた。
今日は一人でバスに乗って、上賀茂神社、下鴨神社を巡る。

上賀茂神社は京都駅からバスに乗って30分以上かかる。5月に行われる賀茂祭(葵祭)や競馬が有名やけど、ちょっと遠いのでこれまで行ったことなかった。北大路まで地下鉄に乗って、バスに乗り換えた方が早かったかも知れない。雷の神さんが祀られていて、桓武天皇が京都に遷都して以来の神社。朱い一ノ鳥居を抜けると、大きな斎王桜が盛りは過ぎたものの、まだまだ美しく咲き誇っていて、芝生に座ってふぉ〜っとしばらく眺めていた。
斎王桜 上賀茂神社

賀茂神社のマークはふたば葵で、これをあしらったグッズが色々と売られている。ちょっとしゃれたデザインでつい買ってしまった。

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2008年04月21日

京都 3日目

弘法さん
毎月21日は東寺の弘法市が行われる。今回はたまたま滞在期間中にあるので行ってみた。天気は前日同様晴天。午前中から強い日差しが照って、初夏の陽気。あらゆる店が出店していて、広い境内の中に所狭しと立ち並んでいる。そしてこの陽気に誘われてか、大変な人出だ。朝の10時から行って、12時には退散したが、人は益々増える一方だった。あまりに日差しが強いので、母と叔母が帽子を買った。帽子屋のおっちゃんは、これでも十分安いんや〜と言いつつ、まけてくれた。ゴム紐もその場でつけてくれた。こういう場所は、お店の人とのやりとりが楽しい。

うちは特に何も買うつもりはなかったんやけど、ふと古道具屋に置かれている鉄瓶が目にとまった。最近、人間ドッグにいったら鉄欠乏性貧血で引っかかったこともあって、鉄瓶いいかもとちょっと思っていた。内部に一部サビがあるものの、他の店にあったのよりずっと状態が良く、なかなかの美品。大きさや形も丁度良くて、なんやら気に入ってしもた。店のおっちゃんに「最初に白ネギ入れてコトコト煮たあと、今度は水を入れてコトコト煮たら、サビの臭いはなくなる」と教えてもらう。1万円から500円しかまけてくれなかったけど、買うてもた。

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2008年04月20日

京都 2日目

今日は納骨。
亡き父は京都の出身。祖父母の代からお骨は浄土真宗(東本願寺系列)の大谷祖廟に納めて、永代供養をお願いしている。そのため、うちは墓参りというものをしたことがない。父母は今は長野県に住んでいるが、うちを含めた子供らはみんな全国バラバラに住んでいるので、そこにお墓を建てても、誰も面倒を見る人がいない。それに全員信心のない一家なもので、基本的に墓などいらないと思っている。そして生前、父が大谷さんでいいと言っていたということもあって、大谷さんに永代供養をお願いすることにしたのだ。

親鸞聖人の御廟
朝10時に大谷さんに集合し、受付へ申し込む。事前申し込みの必要はなく、当日行って申し込むだけという、簡単なものだ。何家族も来ていて、結構な人数が集まっている。呼ばれて本堂に向かい、6、7組ほどが一緒になって読経してもらった。その後、親鸞聖人の御廟に行き、父らのお骨もそこに納められる。扉の向こうの御廟の中はどうなっているのかさっぱりわからない。毎日のように、これだけの人たちが納めに来るとすると、それほど広い保管場所があるとも思えず、どんな風に保管されるんかと訝しみたくもなるが・・・ まあええやろう。もう、土に帰るまで。それほど重要なことではない。

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2008年04月19日

京都 1日目

父の納骨のために京都へ行ってきた。久しぶりの京都だったので、ついでに母と叔母と一緒に3泊して遊んできた。

初日は一人で先に京都に行き、ホテルに荷物を預けると嵯峨野へ直行。自転車を借りて、大覚寺、化野念仏寺、大河内山荘と嵯峨野を走り回ってきた。

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2008年04月14日

香港 最終日

Hk084朝起きると旦那が調子悪いという。下痢しているらしい。それでも少しは何かを食べないとと、粥麺屋へ行く。わたしは食べるが、旦那はやっぱり食べられない。

どうやら熱もあるらしい。そんなヘンなものは食べていないし、一緒に行動していた他の人たちは平気なんだから、食べ過ぎと遊び疲れと前日のマッサージで揉まれすぎたのが原因じゃないかと思う。でも空港で止められたらまずいなぁ、と不安になる。

しかし、香港でも成田でも何も引っかかることなく、帰国。そうなると、今度は空港でのチェック体制が不安になる。

旦那は帰国したその夜、薬を飲んで大汗かいたら、翌朝にはすっきり元気になって出社した。
香港在住のMさんが実は同じ頃、熱を出していたと後になって知った。まったく、どこまでも似た二人だ。

Hk089Mさんを初め香港在住の友人たちには、またも大変お世話になりました。また、日本から同行した方々にも、お世話になりました。おかげでいっぱいおいしいもの食べて、面白い体験もできました。この場をかりて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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2008年04月13日

香港 3日目

朝は湾仔の龍門大酒楼にて飲茶。古い飲茶楼の雰囲気を残すところだけれど、日曜日だというのに、客があまり多くない。雨が降っていたせいか?
香港人の友人たちと一年ぶりの再会。まずは頼まれていたブツ、頼んでいたブツのやりとり。こちらから持っていったブツは、ジャニーズ系アイドルの記事が載った雑誌や写真集。こちらが頼んだものは『長江7号』や『投名状』などのDVD。ふっふっふ。

12時をまわって、そろそろ金像奨のレッドカーペット取材の場所取りのために並びにいかなくてはならない。去年は前日から場所取りをした人たちがいたらしく、今年は当日16時までプレスエリアには人を入れないと、申請書に明記されていた。とはいえ、プレスエリアの入り口あたりで行列ができるかもしれないと思って、行ってみたら案の定、すでに並びはじめていた。毎度の事ながら、この待ち時間がとにかく長い。何しろスタートは18時半。それでもいつも一緒に取材するメンバーや、現地の新聞社に勤める友人のAさんと交代しながら食事に行ったり、色んなおしゃべりができるので、それほど苦にならず、本当にありがたい。

16時、いよいよプレスエリアへのゲートが開けられる。並び始めたときは、あらまだそんなにいないわ、と思ったが甘かった。香港プレスは一人いたら全部いるのと同じ事(^^;)。開門の時には5倍ほどの人数に増えていた。そして誰が一番かで小競り合いが始まる。警備員がゲートを絞って、一人ずつ入れようとするけれど、押し合いへし合いの大騒ぎ。みんな生活かかってるからねぇ、すごいっす。こちらもがんばってダッシュするも、すでにメインボード前のポジションはすべて脚立で埋まっていた。しかたない、今年もTVBのインタビュー場所近くに陣取った。
今年は去年に比べ、取材者の数が少ないように思う。日本のプレスもとても少ない。押しつぶされながらカメラを構えなくてもいいのはうれしいが、少し不安を感じる。

18時を過ぎて、いよいよ始まる。金像奨の模様はシネマジャーナルWEBにレポートを掲載しているので、是非ご覧下さい。

授賞式が終わると早々に席を立ち、文化センターから、受賞者のパーティー会場があるインターコンチネンタルホテルま必死にダッシュする。受賞者がトロフィーを持つ姿を間近でとらえるには、ここでいいポジションを取らないといけないからだが、これが一番辛い。常日頃の運動不足と貧血体質がたたり、会場に着く頃には足はもつれ、息は上がり、マジ死ぬ〜と毎度思う。
0時を過ぎて、受賞者の記者会見やパーティーが終わると、ようやくお仕事終了。インターコンチネンタルに宿を取っている友人の部屋を訪ね、とっておいてもらった弁当をいただき、ビールを飲んで長い一日がようやく終わる。

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2008年04月12日

香港 2日目

2日目の朝は粥を食べ、昼に今回ご一緒するOさんと待ち合わせして、香港電影金像奬のプレス証を取りに行く。事務所には去年の金像奨の本が大量に積み上げられていた。うーん、こんなにあるんならおくれ。

13時半に中環のフェリー乗り場で待ち合わせして、南Y島に行くことになっていた。Oさんたちと共に、尖沙咀のフェリー乗り場で開門を待っていると、後ろからドタドタと走ってくる団体がいた。何やら賑やかやなと思っていたら、「ねえさん!」と聞き覚えのある声。午前中は別行動で、中環で落ち合うはずの友人たちだった。さらに、もう一人香港在住で午前出勤を終えてきた友人も、同じフェリーに乗り合わせ、図らずもフェリーの上で11人が全員集合。

Hk085 Hk086

中環からは南Y島の天虹海鮮酒家の送迎船で。ところがこの船、出発するとまっすぐ尖沙咀側へ。あら、尖沙咀からも乗れたのね(大笑)。

南Y島は久しぶり。昼時の時間からずれていたので、店は空いていた。店の水槽の前に行き、香港人のF先生筆頭に店のあんちゃんと、あれがいい、これはどうだと散々相談し、メニューを決める。うちの旦那はとにかくチャーハンが好きで、ここでも「チャーハン食べたい」と言うと、普段からものすごく嗜好が似ているMさんが「わたしも今日はずーっとチャーハン食べたいって思ってたんですよ!」と叫ぶ。絶対前世で兄妹(姉弟?)だったとしか思えない二人。
ここは海鮮がうまいのはもちろんだが、[ロ古]老肉(酢豚)がすんごくうまかった。あんちゃんが「賞を獲ったこともあるんだ」と宣伝するだけのことはある。

Hk087  Hk088

散々食べた後は、漁民文化村へ。ちっちゃい船にちょっと乗って、海に浮かぶ巨大な筏みたいな場所。昔の水上生活者の資料展示や、いけすにいる魚に餌をやったり、釣りを楽しんだりできる。1時間ほど施設の中を色々と説明してくれるのツアーもある。うちらは生け簀のイカや魚への餌やりで異様に盛り上がる。とにかくこの映像を見てみて欲しい。

Hk0810

にゅう〜っと伸びる様が面白すぎる。
また、施設では釣りを一回楽しめる。ただし、釣り針はついていない。いけすの魚たちは巨大なので、釣り針なしで釣り上げるのはほぼ不可能。でも、万が一釣り上げたらただでくれるんやそうな。もう一カ所、釣り針つきの釣りができる場所もあるが、こちらは有料。釣り上げても持ち帰る場合はいくらか払う必要がある。
この釣りがまた面白い。いけすの魚たちは、釣り竿からつるされた小魚が水面に下ろされた瞬間に食いついてくる。しかも、ものすごい力で。食いつくともう、みんな大騒ぎである。騒いで腹ごなしをして、南Y島から帰る前に、しっかり豆腐花まで食べてきた。

夕食は石塘咀の街市の上で。さらに3名増えて、14人での食事。昼は海鮮だったので主に肉系を食べた。
このあたりは、以前西環に住んでいたときによく来た場所。下町の感じが好きだ。帰りには懐かしいかつての住み家(唐楼)の玄関をみてきた。相変わらずドアの鍵なおってないし。

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2008年04月11日

香港 1日目

4月11日から14日まで、13日の香港電影金像奬取材をかねて、香港へ行って参りました。今回は旦那も一緒。さらに申し込んだツアーやホテルは別々だけれど、同じ日程で3組6人が香港で合流。香港在住のお友達たちとも一緒になって、10人以上の大所帯で食事や観光を楽しんできた。

ホテルに荷物を置いたら、すぐに広東道にできた新しいルイ・ヴィトンの店へ。

Hk081げっ、いまだに入場制限して入り口で人が並んでる。でも、まあそれほどの長蛇の列ではないので、ちょっと待ったら入れた。入ってすぐ、商品には目もくれず、まっすぐ2階へ。目的はただ一つ、周潤發(チョウ・ユンファ)の写真展。ユンファは主に風景写真を撮る人だと思っていたのだが、この写真展は彼が映画の撮影の合間に撮ったものを主に展示していて、従って撮影現場のエキストラの人々や、メイク中の鞏俐(コン・リー)の姿なんかもあった。写真を見ながら、以前、ユンファに写真を撮ってもらった楽しい一日のことを思い出していた。

Hk082尖沙咀から湾仔までフェリーに乗って行き、いつもの祺棧茶行でお茶の仕入れ(笑)。毎年一回、ここで大量に買い込み、一年間楽しんでいる。さすがに店のおっちゃんも覚えてくれたかな。店のカードをくれて、ネットでも買えるようになったよと教えてくれた。http://www.kichantea.com

夜に友人たちと合流し、食事へ。場所は、『インファナル・アフェア2』で、曾志偉(エリック・ツァン)を初めとする黒社会のボスたちが集まって火鍋をするシーンが撮られた火鍋屋。土瓜湾にある。七輪と土鍋を使って鍋をしたり、網で蛤なんかを焼いて食べる。色々と日本ではなじみのない食材(かえるとか、内臓とか)もあって、おいしい。最後にご飯と卵を頼み、おじやまで作って、超満足。

Hk083

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2008年04月09日

モンゴル、カンフーくん

『モンゴル』監督・脚本・製作:セルゲイ・ポドロフ、出演:浅野忠信、孫紅雷(スン・ホンレイ)、クーラン・チェラン、2007年、ドイツ・ロシア・カザフスタン・モンゴル、チネチッタ

チンギス・ハーンの若き頃、苦難の時代を描く。
去年の邦画『蒼き狼』と同じテーマを扱っているんだが、こうも違うかというできあがり。『蒼き狼』では自らの出自に悩み、さらに同じ運命をたどる息子との確執に悩むテムジンだったが、『モンゴル』のテムジンはそんな個人的なことでウジウジ悩まない。それどころか、敵の長の血を引く息子はもちろん、中国人商人の血を引く娘も自分の子どもとしてあっさり迎え入れ、愛情を注ぐ。父を亡くして幼い頃から苦難の道を歩んできただけに、仲間や家族に対する愛情は深く、すべてにおいて型破りな人物として描かれている。
浅野忠信って、モンゴリアンの顔だよなぁと前から思っていたが、モンゴル人たちに混じって立つ姿は、本当に何の違和感もない。モンゴル語は全然わからないから、どの程度話せているのかわからないけれど、日本語で時代劇調にやられるよりは100倍いい。
妻・ボルテの決死の覚悟による手引きで、幽閉先から逃げ出したテムジンが、ボルテと結ばれるシーンは、いいんだけど、思わず「臭そ〜う!!」と思ってしまう。だって、ずっと檻の中にいて、何年風呂に入ってないよ?

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2008年04月06日

ノーカントリー

『ノーカントリー』監督・脚本:ジョエル&イーサン・コーエン、出演:トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、2007年、アメリカ、川崎TOHO

マフィアの麻薬取引でトラブルから銃撃戦が行われたらしく、荒野の中にいくつもの死体が転がる現場を、偶然見つけた男は、残された大金を持ち去った。謎の殺し屋と、警察がその金を追って動き出す。

「No Country」では意味がわからないけど、原題の「No Country for Old Men」なら映画の主題がよく現れている。ハビエル・バルデム演ずる殺し屋アントン・シガーの不気味さったらない。常識的判断とはまるで縁がなく、我が道をふさぐ者は迷うことなく殺す。そのくせ、血が嫌い。決めたことは絶対にやり遂げる。生粋の悪。どうやったらこんな人間ができあがる? と色々考えたくなるような人物。古き良き時代の良心の固まりのような、年老いた者たちにはまったく理解不能で、もはやこんな犯罪が横行するこの国に住む場所はないと嘆く。それはアメリカに限らず、安易きわまりなく人を殺す事件が相次ぐ今の日本にも通じること。そうした犯罪者たちの化身がアントン・シガーなんだろう。

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2008年04月04日

1978年 冬、休暇

『1978年、冬』監督:李継賢(リー・チーシアン)、出演:張登峰(チャン・トンファン)、李傑(リー・チエ)、沈佳[女尼](シェン・チアニー)、2007年、日本・中国、試写

1978年、文革の嵐が過ぎ去った中国。しかし、スーピンとファントウの兄弟が住む田舎町には、まだ時代の変化の波は届かない。スーピンは仕事をさぼり、外の世界に思いをはせて、隠れ家で一人外国語放送が聴けるラジオを作ることに没頭している。ファントウは絵を描くことが大好きだが、父に禁止されているため家では描けない。そんな二人の前に、北京からやってきた一人の少女が現れる。

閉塞した社会の中で生きる若者と、壊れそうで壊れない家族の絆を描いていて、『孔雀』と似ている。中国東北地方の工業地が舞台で、漠々たる冬の枯れ野を人物が黙々と歩く絵が印象深い。最初の方はスーピンがあまりに考えの足りない若者でむかつくし、淡々としすぎてう〜んなのだが、尻上がりに面白くなっていく。人生の無情を感じ、余韻に浸れる。
スーピンを演じる李傑は、周杰倫(ジェイ・チョウ)を野暮ったくして、でかくしたみたいな男の子。

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2008年04月03日

同窓会、丘を越えて

『同窓会』監督・脚本:サタケミキオ、出演:宅間孝行、永作博美、2008年、日本、試写

南克之と雪の夫婦は高校の同窓生で、初恋を実らせて結婚した。しかし、映画プロデューサーとして仕事が順調になり始めると、克之は女優と不倫し、子宝に恵まれなかったこともあって、二人は離婚することになる。雪はさばさばした様子で離婚届に判を押す。その様子を克之は複雑な気持ちで見ている。彼には雪に対してずっとある疑念があった。それは雪が本当に好きだったのはクラスメイトの中垣だったのではないかということ。南は新しい映画を地元の長崎・島原で撮影したいと考え、久々に帰郷する。高校の友人たちは離婚を知って、怒ったり心配したりして集まってきた。南の脳裏には20年前の思い出が蘇る。

離婚を機にようやく上りかけていた運気が一気に下降線。しかも、なにやらずっとえらい勘違いをしていたらしい、ちょっと情けない男の悲喜劇。面白いお話だと思うけど、仕掛けには速攻で気づいてしまった。これくらいの仕掛けでは、なかなか最後にえ〜とはならないのでは? 監督と脚本のサタケミキオと主演の宅間孝行は同一人物。この人、どっかで見たことあるなぁと思っていたら、最近やっていたドラマ「鹿男あをによし」で大阪の学校の剣道部の顧問役で出ていた。2枚目と3枚目の境界線上に立っているようなお顔。劇団「東京セレソンデラックス」を主宰し、脚本や役者をやってきた人らしい。映画は初監督。まだ映像のテンポがつかめていないのか、観ていて「もっとカットしたらいいのに」と思うところがある。 

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2008年04月02日

太極拳

昨日、書店に入ったらNHKテキストのコーナーでこんなものが目に入る。
NHK 趣味悠々 太極拳でかっこいいカラダになれ!
以前から太極拳には興味があって、体力作りにどこかでやれないかなと、漠然と思っていたのと、4月だしってのと、表紙のお兄さんがちょっとかっこよかったのも手伝って、購入。
本を見ながら、最初のストレッチをやってみた。
  からだ、堅!
ぜんぜんダメです。ストレッチで挫折しそうです。
一人でやってたら、すぐ辞めそうなんで、エグザスのプログラムに太極拳がないか検索すると・・・、あるやん。川崎ANNEXの方で、しかも今日(水曜日)の朝9時から^^;。
善は急げで、早速行ってみた。朝のスポーツクラブは、高齢者で大賑わい。びっくりの混みようです。太極拳のプログラムは、最初はストレッチで、後半から太極拳の型を教えてくれる。ちょっと前から始まっていたようで、参加者はすでに一通りの動作をやってきているみたい。そんなところにいきなり参加したため、もうわけがわからない。ただ見よう見まねで必死に手足を動かしていた。それでも運動不足の身体にはかなりしんどい。昨日やったストレッチのためか、終わって早くも脚に筋肉痛が、いたぁ。
果たして、続くかなぁ・・・
ちなみにNHKの放送は木曜日から。

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2008年04月01日

接吻、ビルマ・パゴダの影で

『接吻』監督:万田邦敏、出演:小池栄子、豊川悦司、仲村トオル、篠田三郎、2007年、日本、ユーロスペース
一家三人を惨殺し、自らマスコミの前で逮捕されることを望んだ男・坂口。その男が逮捕される瞬間に浮かべた笑みをテレビで見た京子は、雷に打たれたかのような衝撃をうける。この人はわたしと同じだと確信したのだ。彼女は彼に恋をする。

最初から最後まで「なんなんだこれは?」というくらい、緊張感がみなぎっている。豊川悦司がふらり、ふらりと歩く姿に「この人、人を殺す。殺す人を探してる…」と察知してドキドキする。京子が坂口を知って、事件に関する記事を集めてスクラップする異様な熱気にまたドキドキ。京子と弁護士の長谷川が話すシーンは、二人の間には永遠に埋まらないだろう溝があるのにもかかわらず、長谷川が京子の異様な輝きに取り込まれていくのを感じてドキドキ。そして坂口と京子が面会するシーン。京子によって人間性を取り戻す長谷川。一方、自分と同じだと思っていたのに変化していく長谷川に焦る京子。もう彼女が長谷川と同じになるには、人を殺すしかないじゃないかと思ったとたんに、また緊張が高まってドキドキ。
そしてラストシーン。唖然。その「接吻」の意味は!? 今も考えているけど、答えらしきものの影すら見つけられないで、またドキドキしている。
超おすすめ。

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