2008年08月31日

デトロイト・メタル・シティ

『デトロイト・メタル・シティ』監督:李闘士男、原作:若杉公徳、出演:松山ケンイチ、松雪泰子、加藤ローサ、2008年、チネチッタ

渋谷系おしゃれシンガーを目指して上京した青年が、なぜかデスメタルのカリスマに祭り上げられて、夢と現実のギャップに悩むおはなし。

いやぁ、かなりわろた。
くねくね歌って、内股で歩く、走る根岸と、牛の世話や草刈りまでデスメタル道にこじつけるクラウザー。音楽、言動、ビジュアルすべてにおいて徹底してギャップを追求していて、面白かったです。
ドラムのカミュ役、セリフ「ブルマ」しかなかったし。
根岸の弟役の加藤諒くんは、『フレフレ少女』でおかまのチアリーダー・釜本をやっていてかわいいです。ここでも公然猥褻カットに近いかも。
一緒に観に行ったメタル好きの旦那は
「ジーン・シモンズ、太りすぎじゃあぁ〜〜〜〜!!」
と怒っておりました。

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2008年08月28日

ラブファイト、秋深き

『ラブファイト』監督:成島出、原作:まきの・えり、出演:林遣都、北乃きい、2008年、日本、試写

稔と亜紀は幼なじみ。小さい頃から稔はいじめられっ子で、亜紀はずっと稔を守ってきた。高校生になった今もその関係は変わらない。稔は逃げ足だけは速く、亜紀は天使の顔して男どもを蹴り倒す。さすがに稔もそんな自分を情けなく思っているところに、元ボクサーの大木と出会い、ボクシングを始める。いつか亜紀に勝ちたいという一心で。ところが亜紀は稔がボクシングを始めたことを知ると、自分もやりたいと入門してきてしまう。

超へたれ男とつっぱり女の素直になれない恋模様。青春まっただ中の二人に加え、大木と元恋人の大人の恋模様も絡んで、なかなか味わい深い。二人ともかなりボクシングをがんばっている。そのボクシングも攻めの一手の女と、守り(というか逃げ)の一手の男。両方合わさったらちょうどエエのにと、ちゃんと思わせてくれる。最後の男と女のガチンコ勝負は、痛くて、甘くて、さわやかで、とっても素敵。

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2008年08月27日

闇の子供たち、言えない秘密

『闇の子供たち』監督:阪本順治、原作:梁石日、出演:江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、2008年、日本、チネチッタ

バンコク支局の新聞記者・南部は、本社からの依頼をうけて、今度日本からタイにきて心臓移植する子どもの、移植手術の背景を調べ始める。そこで南部が知ったのは、移植のために提供される子どもの心臓は、闇組織によって売買された生きた子どもから取り出されるという、事実だった。

幼児性愛者の醜悪さの容赦ない描写が、心に突き刺さる。それが原作にはないラストと呼応して、心の闇の深さを思い知らされる。
幼児売春の斡旋をしているタイ人の男が、客たちと共に摘発されたとき、客に向けた嘲笑が印象に残る。この男は自分も子どもの頃に客を取らされていて、今は組織のボスから元締めの一人として任されている。客に子どもをあてがいながら、内心客を嘲っている。このとき、自分も捕まっているのに、客が捕まっていることにざまあみろと笑っている。加害者であり、被害者でもある彼の姿が深く刻まれた笑い顔だった。

映画に出てくる子どもに移植手術を受けさせようとする親は、ある程度その裏事情を知った上で、それでも自分が鬼になる覚悟で決行しようとしているように見える。でも、それで子どもが生きながらえたとき、すべての事情を子どもに伝えることはできるだろうか? そのことを知った子どもは、それでも親に感謝できるだろうか?

これほど観て心の痛む作品はそうないのに、不思議と涙が出ない。徹底的に演出がドライなのと、泣くのは何か違うと思えてくるから。

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posted by amui at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本電影 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

金城武のお告げ

夢に金城武が出てきた。
珍しく夢の内容も覚えている。

南国の島のホテルというか、コテージの庭ような場所で、なぜかうちは銃撃戦に巻き込まれている。誰と誰が撃ち合っているのかは、全然わからない。とにかく双方が撃ち合う中程の生け垣の茂みに、必死に身を伏せて何とかここから脱出しなくてはと考えていた。そして、そおっと周囲の様子を見ようと頭を持ち上げてみた。すると、正面のコテージのテラスのところに、金城武が一人立って、こっちを見てニコニコと笑っているのだ。
なんで、この状況に金城武なんだ?
なんで、笑ってこっちを見てるんだ?
なんで? なんで?
と、必死に考えながら目が覚めた。

起きても彼の笑顔が脳裏に焼き付いて離れず、今日は彼の昔の映画を観かえすことにした。それであらためて気がついた。ファンのくせに、VCDしか持ってない・・・
DVDを買えというお告げなのだろうか。

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2008年08月25日

八月納涼大歌舞伎

Kabuki01今年はいろいろ古典芸能に触れてみようと思い立って、今日は久しぶりの歌舞伎鑑賞に行ってきた。

八月納涼歌舞伎の夜の部は、「紅葉狩」と野田秀樹演出の野田版「愛蛇姫」。オペラ「アイーダ」が題材で、舞台を織田家とにらみ合う美濃の斎藤家にしている。舞台装置に動く屏風のようなものを多様して、とても簡素だけどアイデアに富んでいて、非常に面白かった。普段の歌舞伎だと、舞台がわりと平面的に使われているので気づかなかったけれど、歌舞伎座の舞台ってあんなに奥行きがあったのね。また、有名なあのフレーズが和の楽器で演奏されたり、風船の巨大な象が出てきたり、驚きや楽しさがいっぱいあった。お話は笑いを交えながらも悲劇。歌舞伎座で初めて落涙した。

舞台が終わって歌舞伎座から出てきたら、なにやら出口のところで写真を撮っている一団がいた。白髪まじりの豊かな髪をもつ小柄な男性と、何人かの女性たちが一緒に写真を撮っていて、それに周囲の他の人々もカメラを向けている。何だ?と思って、横を通り過ぎて振り向いたら、その小柄な男性は小泉純一郎だった。あらま、観に来てたのね。

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2008年08月20日

悪夢探偵2、闘茶、ハムナプトラ3

『悪夢探偵2原作・脚本・監督:塚本晋也、出演:松田龍平、三浦由衣、韓英恵、2008年、日本、試写

悪夢探偵、影沼京一は近頃、亡き母の夢ばかり見る。彼の母は世界のあらゆるものを怖がり、終いには息子の京一すらも怖がって、ある日首をくくって死んでしまった。困惑する彼の元に、悪夢で眠れないと悩む女子高生が助けを求めてやってくる。初めこそ冷たく突き放す京一だったが、彼女の夢に出てくる同級生で、異常な恐がりであるという菊川の存在に興味を抱いて協力し始める。
あ〜いやだ、いやだ・・・ の悪夢探偵復活。このフレーズ、結構好きなんだけど、今回は1回しか出てこなかった。死んだ母との確執や、自分の恐怖心の源に向き合う京一が描かれている。塚本晋也監督も人の親になったんだなと感じた。コンプレックスと真正面から向き合った京一は、今後無敵なんじゃなかろうか。でもそれじゃネガティブ・ヒーローの面白さがなくなっちゃう。シリーズはもう終わりなのかな?

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2008年08月16日

スカイ・クロラ

『スカイ・クロラ』監督:押井守、声:菊池凛子、加瀬亮、谷原章介、2008年、日本、109シネマズ川崎

キルドレと呼ばれる、大人になることのなく生き続ける子どもたちがいる。彼らは戦闘機パイロットとなり、空での戦闘で殺されない限り死なない。世界は企業によって戦争が行われ、そのおかげでかつてのような大量の国民の血を流す国家間の戦争は避けられている。
以上がスカイ・クロラの描く世界について最低限の知識。これがないと、いきなり映画を観てもきっと何が何だかわからない。
ずっと酷く現実味のない感じが続く。アニメだからとかそういうのではない。初めはなんやろこの感じは?と思ってた。主人公スイトの目線でつづられているんやけど、彼の生きている実感の欠如が、ちゃんと絵として表現できているんやと、後半になってようやくわかってきた。
この映画、エンドロール後に非常に重要なシーンがあるので、最後まで席を立たないように。

posted by amui at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本電影 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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