2008年09月28日

赤壁

『レッドクリフ PartI/赤壁』監督:呉宇森(ジョン・ウー)、出演:梁朝偉(トニー・レオン)、金城武、張震(チャン・チェン)、張豐毅(チャン・フォンイー)ほか、2008年、アメリカ・中国・日本・台湾・韓国、DVD

香港の友人が気を利かせて買って送ってくれた。感謝感激。
ここ1ヶ月ほど、毎日のように吉川英治の「三国志」を読んでいる。分厚いのが8巻もあるので、さすがに読みでがあってなかなか終わらない。でも、映画を観る前に赤壁の戦いあたりまでは読み終わっていた。読む前にすでにトレイラーを観ていたので、頭の中で孔明の姿は金城武だし、曹操の姿は張豐毅になってしまっている。周瑜はすごい美男ということになっているので、わたしの中では梁朝偉は微妙にずれるのだが。
日本での公開は11月1日。待ちきれないので早速鑑賞。
うーん、結構楽しみました。
でも、これって「三国志」というより「三国志を下地にした呉宇森の創作」ですね。生粋の三国志ファン(特に中国の)は受け入れがたいかもしれない。
もとは周瑜と孔明は互いの才を認めながらも、周瑜は孔明の智を恐れて亡き者にしようとし、孔明はその策略かわしながら、なおも周瑜と呉軍を我が意の通りに動かすという展開です。その設定を大幅に変えているので、ちょっと驚きました。じゃあ後編にある孔明の矢狩りはどういう展開で出てくるのか興味津々です。
金城武のセリフは吹き替えということですが、とても声質が似ている人なので、不思議なくらい違和感なく観ました。今年は『投名状』『死神の精度』そして『赤壁』と続けざまに新作を観て、金城愛が再燃です。やたらYouTubeで映像探してしまう。『投名状』に関しての呉君如(サンドラ・ン)によるインタビューが面白かった。年末はさらに『K-20』もあるぅ(感涙)。



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2008年09月26日

旅立ち〜足寄より〜、草原の女

『旅立ち〜足寄より〜』監督:今井和久、出演:大東俊介、萩原聖人、2008年、日本、試写

松山千春の自伝小説「足寄より」の映画化。彼のデビューを孤軍奮闘して支えてくれたラジオディレクター竹田健二との出会いと別れを描いている。
いつの世もアーティストが世に出るには、それを献身的に支えてくれる人がいるものですが、松山千春の場合もそうだったのね。これまた大いに泣く映画です。最近多いなぁ。
千春の地元の親友の一人を演じているのが[(なべぶた)/裴]ジョンミョンがなかなかいい。この人、コカコーラのCMで自販機に滑り込んだ不思議な世界で宇宙人と踊ってた人だ。消費者金融のCMにもワンシーン出てる。顔が凄く特徴的なので覚えていた。ほかにもちょっとした脇役でオヤッと思う人が出ている。

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2008年09月17日

ぼくのおばあちゃん、むずかしい恋、おくりびと

『ぼくのおばあちゃん』監督:榊英雄、出演:菅井きん、岡本健一、2008年、日本、試写

住宅展示場でトップセールスマンとして働く智宏は、家族のために働いているつもりが、いつの間にか家族を顧みずに没頭してしまっている。今回、担当した顧客の一家はおじいさんとの同居でもめている。おじいさんと孫の姿をみて、彼は自分が子どもの頃、大好きだったおばあちゃんとの日々を思い出す。

おばあちゃんから受けた愛情の深さと、おばあちゃんの老いを見つめるつらさとで、ハンカチ必須の物語。菅井きんさんが82歳にして映画初主演をつとめている。世界最高齢主演女優としてギネス記録だそうな。監督は『VERSUS ヴァーサス』などにアクション俳優として出演していた榊英雄さん。『嫌われ松子の一生』『休暇』などにも出演している。これらはアクション抜き。去年『GROW -愚郎-』で長編映画監督デビューをしていて、これが2本目。監督やりたいと思い続けて10年かけて実現したそうです。

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2008年09月14日

ウォンテッド、パコと魔法の絵本

『ウォンテッド』監督:ティムール・ベクマンベトフ、出演:ジェームズ・マカヴォイ、アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマン、2008年、アメリカ、川崎TOHO
うだつの上がらないサラリーマンだった男が、突如現れたセクシー美女に導かれ、凄腕の暗殺者へと成長し、父の敵をうつお話。
最近大活躍のジェームズ・マカヴォイくん。からだめっちゃ鍛え上げて、へたれ男からスーパースナイパーへと変貌しています。でも、なんといっても映画を魅力的にしているのは、アンジェリーナ女史のドS女っぷり。「あたしの時間を無駄にするつもり!」と、ジェームズくんを殴る蹴るの迫力はなかなかです。
しかし「1を殺して1000を救う」とおっしゃってますが、どっちかっていうと「1を殺すために1000をまきぞえ」って感じなんですけど(^-^;)

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2008年09月12日

変態“ピ”エロ、ザ・ムーン

『変態“ピ”エロ』監督・脚本:ブルーノ・メルル、出演:ミカエル・ユン、パトリック・シェネ、2007年、フランス、試写
テレビ局で公開番組の前説をしているピエールは、異常なまでにハイテンションなパフォーマンスで観客を盛り上げている。しかし、私生活での彼は不眠に悩まされ、鬱々と暮らしている。そんな彼が、自分の崇拝の対象であり国民的歌手のクロヴィス・コスタを誘拐し、自宅に監禁する。
ここのところ予定調和で安心、安全な作品ばっかり観ていたので、これは久しぶりに刺激的だった。予測不能、理解不能。でも尋常でないパワーで観客を押して、押して、押しまくってくる感じ。圧倒されて、口半開きになって観ていた。ゆるんだ脳をを活性化させたい諸兄には是非オススメしたい。
上映情報はシネジャWEBに。

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2008年09月11日

ブロークン、ブリュレ、かけひきは,恋のはじまり

『ブロークン』監督・脚本:ショーン・エリス、出演:レナ・ヘディ、リチャード・ジェンキンス、2008年、イギリス・フランス、試写

英国では「鏡が割れると7年不幸が続く」という言い伝えがあるそうな。主人公の家族が父親の誕生日に集まった夜、ダイニングの大鏡が割れる。その後、彼らを襲ったのは思いもよらない恐怖。ジーナは街を歩いていて、自分の車に乗る自分とそっくりの女を見て驚愕する。

鏡をキーワードにしたサスペンス・ホラー。シンメトリー構図にこだわった美しい映像、不安をあおる音響、ロンドン特有にどんよりとした空気が、緊張を高める。結末も「おぉ、そうくるかぁ」と思えるものやった。ジーナが起こす車の衝突事故のシーンはスローモーションで何度も出てくる。詳細に映りすぎていて、ダミー人形だということがバレバレなのがちといただけない。

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2008年09月10日

TOKYO!、グーグーだって猫である

『TOKYO!監督:ミシェル・ゴンドリー、レオン・カラックス、ポン・ジュノ、2008年、チネチッタ

それぞれの監督が東京の人や街の営みを切り取るような作品なのかな?と期待していったんやけど、どうもそうやなくて、東京を舞台に「世にも奇妙な物語」を撮りましたって感じ。
第1話は、藤谷文子、加瀬亮が主演。脇に伊藤歩、大森南朋、妻夫木聡、でんでんといったなかなか豪華なキャスト。駆け出しのいかにも売れない映画を撮っている男とその恋人が東京に出てくる。恋人は彼を支えたいと奮闘するけれど上手くいかず、気がつけば椅子になっていた。
第2話は、ドゥニ・ラヴァン、ジャン=フランソワ・バルメール、石橋蓮司ほかの出演。東京の下水道に住み、マンホールから現れては人々を恐怖に陥れる謎の男「下水道の怪人」の顛末。彼が銀座や渋谷の歩道橋を駆けめぐるときの音楽が『ゴジラ』だったりする。
第3話は、香川照之、蒼井優主演。ほかにも竹中直人、荒川良々、山本浩司、松重豊など。10年間引きこもっている男がピザ配達の女性に恋をする。彼のドキドキと呼応するように、東京には頻繁に地震が起きる。次の週、またピザを頼むが彼女は来ない。辞めたという。彼女に会うには、自分が家から出るしかない・・・
ポン・ジュノの3話目がまあまあ好きかな。多分、一番わかりやすいからだと思うけど。

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2008年09月08日

ダイアリー・オブ・ザ・デッド、キング・オブ・トーキョー、ボディ・ジャック

『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』監督・脚本:ジョージ・A・ロメロ、出演:ミシェル・モーガン、ジョシュ・クローズ、2007年、アメリカ、試写

山中で映画制作の実習をしている学生たちが、死者が突然起き上がって人々を襲い始めているという、信じがたいニュースをラジオで聞いた。両親と連絡を取ろうとしても、携帯電話はつながらない。不安になった彼らは、とりあえず山を下りてみる。そこで彼らが目にしたのは、本当に死者が生きている人々を襲う姿だった。ドキュメンタリー作家志望だったジェイソンは、手持ちのカメラですべてを撮影し、混乱したメディアに変わって、真実の映像をネット上に公開しようと心に決める。

ジョージ・A・ロメロは『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』(68年)で、モダン・ゾンビ映画を確立した監督。つい最近、彼の作品『死霊のえじき』のリメイクである『デイ・オブ・ザ・デッド』が公開されたばかり。再びゾンビ映画が注目される中、新作のこの作品は真打ち登場って感じだ。ゾンビの恐怖もさることながら、カメラを覗くことによって対象にこうも無慈悲になれてしまう人間の怖さが感じられる。ゾンビ映画というジャンルで、エンタテインメント性は忘れずに、きっちり現代社会や人間のもろさを描いてリアルを感じさせるのはさすがと思う。

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2008年09月07日

ゲリラ豪雨

Gouu01
最近ニュースでやたらと聞くこの言葉。

今日は家の周辺で、この言葉に相当するだろう豪雨が降った。
夕方の5時ぐらい、ベランダから観察していると、北西の方向から雷雲が近づいてくるのが見えた。今年は雷が多かったが、その中でも一番の発達具合で、稲妻の走る頻度が半端ない。風が南風から突然強い北風に変わる。雲の流れは速く、渦を巻いて動いている。竜巻でも起きやせんかと思うほどだ。稲妻と雷鳴が近づいてくる。家の西側には変電所があり、鉄塔がいっぱい立っているので、雷が鳴るといつもこのどれかに落ちないものかと、半分恐れ、半分期待している。しかし、まだ一度も落ちたことはない。
まだ太陽はあるはずなのに、いよいよ真っ暗になったころ、雨が一気に降り始めた。これほど激しいのは初めて見る。家の前の店の看板が、風雨で吹き飛びゃせんかと心配になるほど。マンションの裏口前は、大量の水を処理しきれず、ちょっとした池になってしまった。
雨は2,30分で上がり、外はすっかり涼しくなった。
吹き付けた雨水を利用して、窓を拭いたらとってもきれいになった。

Gouu02

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2008年09月05日

ロック誕生、パリ

『ロック誕生 THE MOVEMENT 70's監督:村兼明洋、出演:内田裕也、ミッキー・カーチスほか、2008年、日本、試写

70年代、グループサウンズが歌謡曲化していった一方で、ニューロックを追求する活動も盛んだった。その時代のまっただ中を生きてきた、内田裕也やミッキー・カーチスなどの人物へのインタビューと、当時の貴重なライブ映像とを折り重ねて作られた記録映画。
内田裕也の話が面白くて、特にフォーク・ブームへの歯に衣着せぬ話しぶりは笑ってしまう。ライブ映像も今見ても全然古さを感じない、かっこいいもので、当時を全然知らない若い人が見ても絶対楽しめる。

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2008年09月04日

胡蝶飛

『僕は君のために蝶になる/胡蝶飛』監督:杜[王其]峰(ジョニー・トー)、出演:李冰冰(リー・ビンビン)、周渝民(ヴィック・チョウ)、2007年、香港、DVD

ドンとヤンは喧嘩のあげく交通事故を起こし、ドンは死んでしまう。それから3年、ヤンは自責の念にさいなまれつつ、精神科に通い薬を飲んで、必死に忘れようとしてきた。しかし、そろそろ薬をやめてみてはという医師の勧めに従うと、彼女の前に死んだはずのドンが姿を表し始める。そして事故の直前に彼がした問いを繰り返す。「俺のこと本当に好きだったのか?」

死んだ者がもつ強い心残りと、残された者の後悔を一緒に解消して、死者は死出の旅へ、生者は新たな人生へと踏み出す、まあよくあるパターン。
美男美女スターの主演映画であるわりには、二人がとても魅力的に見えるわけでもないし、暗くてもひとつピリッとしない。杜[王其]峰らしく闇の映像はきれいなんだけど。
うちは主役の二人より、黄又南(ウォン・ヤウナム)の方が印象に残った。

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2008年09月03日

パティシエの恋、トリコン リターンズ、アクロス・ザ・ユニバース

『パティシエの恋/後備甜心』監督:盧弘軒(アンドリュー・ロー)、李明文(モーリス・リー)、出演:林嘉欣(カリーナ・ラム)、鄭伊健(イーキン・チェン)、曾志偉(エリック・ツァン)、2005年、香港、試写

セントラルのイタリアン・レストランを経営する女性が主人公。彼女の恋人は医者で、超イケメン(フー・ビン)だけど、浮気ばかりしていて、彼女はいつも2番目の女に甘んじている。レストランのベテランシェフが引退を決めて、後継者として連れてきたのは、これまた甘いマスクの若い男性シェフ。しかし、彼女はたまたま彼が恋人に冷たい態度をとっていたのを見て腹を立て、何かと彼に突っかかる。しかしそれは彼女の大きな誤解で、実のところ彼と彼女は似たもの通しだった。

2005年というと、もう3年も前の作品ですが、今年の「中国映画の全貌2008」で上映されることになりました。

フー・ビンが身体も顔のパーツもでかくて、ゴージャスで、イーキンがどうも貧相に見えてしまう。カリーナ演ずる女主人公も、初めの方は腹の立つ女だ。でも、二人の醸し出す雰囲気がとても良くて、最後の方は応援する気持ちになれる。
曾志偉は出番少ないのに、おいしいところをさらっていく。うまい。

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