『ラブファイト』監督:成島出、原作:まきの・えり、出演:林遣都、北乃きい、2008年、日本、試写
稔と亜紀は幼なじみ。小さい頃から稔はいじめられっ子で、亜紀はずっと稔を守ってきた。高校生になった今もその関係は変わらない。稔は逃げ足だけは速く、亜紀は天使の顔して男どもを蹴り倒す。さすがに稔もそんな自分を情けなく思っているところに、元ボクサーの大木と出会い、ボクシングを始める。いつか亜紀に勝ちたいという一心で。ところが亜紀は稔がボクシングを始めたことを知ると、自分もやりたいと入門してきてしまう。
超へたれ男とつっぱり女の素直になれない恋模様。青春まっただ中の二人に加え、大木と元恋人の大人の恋模様も絡んで、なかなか味わい深い。二人ともかなりボクシングをがんばっている。そのボクシングも攻めの一手の女と、守り(というか逃げ)の一手の男。両方合わさったらちょうどエエのにと、ちゃんと思わせてくれる。最後の男と女のガチンコ勝負は、痛くて、甘くて、さわやかで、とっても素敵。
『秋深き』監督:池田敏春、原作:織田作之助、出演:八嶋智人、佐藤江梨子、2008年、日本、試写
高校教師の寺田は、ホステスの一代に恋をする。親からは反対されるが、寺田は玉砕覚悟で彼女にプロポーズ。すると、一代は意外にあっさりと受け入れた。結婚生活はおおむね幸せだったが、寺田は美人で社交的な彼女の振る舞いや、結婚前の男性関係に何かと嫉妬心を燃やす。ある日、一代は胸に痛みを覚える。
今日は2本とも、浪速の超へたれ男と強がり女のお話やね。
夫婦の愛情物語ではあるんやけど、なんや一代が都合のいい女に見えてしまう。一代を助けたい一心でアホなことばっかりしてしまう寺田を見てると、腹立ってくるし。アホをほんまのアホにみせてくれる、八嶋さんはすごくいいんだけど。でも、乳より命やろぉ〜!って、叫びたくなる。


