2009年05月08日

マレーシア旅行4日目

一番行ってみたかったイポーへ行く。

イポーへは列車が便利で安い。でも本数があんまり無い。朝9時台の列車に乗るべく、KLセントラル駅へと向かう。ホテルの目の前にモノレールのImbi駅があり、モノレールに乗って10分弱でKLセントラル駅に到着。しかし、このモノレール駅と鉄道駅が100mくらい離れている。しかも、現在駅周辺が工事中で、ぐるっと大回りさせられる。明日の帰りはここからKLIAエクスプレスを使って空港へ行こうかと考えていたけれど、この有様をみてやめた。KLの鉄道駅は総じてそうなのだが、乗り換えが不便だ。まあ東京の地下鉄もあんまり人のこと言えた義理じゃないけれど。

駅のチケット売り場へたどり着いてイポー行きを頼むと、9時台のは売り切れたという。じゃあ次のは?と聞くと何と13時発。アイヤー、そんなに混むとは予想外だ。これなら事前にネットで予約しておけば良かった・・・
バスで行くしかない。タクシーに乗ってプドゥラヤ・バスステーションへ。できるだけ早い出発のバスを探していると、群がる売り子の一人につかまった。10時発だという。値段は18RM。もう10時を過ぎているのだがまだ乗れるらしい。すぐに買って乗り込む。バスは大型だがシートは2列と1列とかなり余裕があり、倒すこともできて快適。席に座ると窓口で渡されたチケットと新しいチケットを交換された。それをみると17RMとある。あれ? 値段違うやん。実はイポーからの帰りのバスは17.35RMだった。そのチケットを見ると、バス料金13.35RMの横にサービスチャージ4RMとのハンコが押されていた。どうやらバス運行会社とチケット販売代行会社があって、チケット販売代行会社で買うとサービスチャージがつくらしいとわかってきた。だから時間に余裕があれば、どこが安いかよく見て買った方がいいし、バス運行会社がわかればそこの窓口で買った方がいいようだ。急いで乗ったけど、発車したのはその15分後だった。

イポーまでは2時間45分ほどかかった。チケット売り場のおっちゃんは2時間15分と言っていた気がするんだが・・・。聞き違えたかなと思っていたのだが、帰りのバスは確かに2時間15分で着いた。そういえば、このバスは他のバスにやけに追い抜かれていた。トイレ休憩もあった。帰りは明らかに飛ばしていて、トイレ休憩もなかった。どっちが良いかは微妙だ。

12時半頃到着。マラッカと同様、長距離バスステーションと街の中心部は離れているのでタクシーに乗らなくてはならない。ここで出会った運チャンも広東語と英語がOKなおっちゃんだった。しかし、車は恐ろしくぼろかった。エアコンの効きは悪いし、ギアチェンする度に変な音するし、走っていると妙な振動がくるしで、大丈夫かと不安になるほどだ。その車で街に向かうと道がやたらと渋滞している。何これ?と思っていると、運チャンが「今日は金曜日で、ちょうどイスラム教の礼拝が午後1時から始まるから渋滞しているんだ」と教えてくれた。それなら金曜日が休日なのかと聞くと、そうではなく、金曜日は12時から3時(4時?)まで長い休憩があるのだという。それはイスラム教徒でなくても同じなのだそうだ。なるほどねぇ。

途中、運チャンはイポーにある日本人墓地のことを話してくれた。戦時中、ここで亡くなった日本人たちの墓地があり、そこは日本政府がお金を出して、管理を委託しているのだそうだ。大きくはないけれど、日本庭園もある。これは福岡市と姉妹都市提携をしたことによるものらしい。年月が経って減ってきているけれど、毎年墓参りに来る日本人もいるという。全然知らなかったけれど、そういう場所ってアジアのあちこちにあるんやろうか。

運チャンには「安記芽菜鶏沙河粉」へ行ってと頼んだ。しかし「そこは夕方6時からしかやってないよ。河粉が食べたいんだろ? やっているところに連れて行ってあげるよ」と言われる。よほど有名らしい。「おいしければどこでもいいよ」と言って車に乗った。で、連れてこられたのは、「安記芽菜鶏沙河粉」のはす向かいにある店で、「夕方からの方はもともと母親がやっていた有名店。こっちはその息子が開いた店だよ」と教えてくれた。ありがとね〜。
中に入ると、そのお母さんと来店した有名人と一緒に撮った写真がいっぱい壁に飾られていた。任賢齋(リッチー・レン)、王力宏(ワン・リーホン)、朱茵(アテナ・チュウ)などの顔があった。
注文はもちろん鶏、鶏飯、河粉、もやし(タウゲ)、そして肉団子入りスープ。
マジウマです。今回の旅行でベストうま飯です。2人で奪い合うようにがっついて食べました。

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イポーはかつては錫や鉛の鉱山があって随分と賑わった街だったが、今は鉱山が閉鎖され、すっかり廃れて、マレーシア第3の都市と言うけれど、KLのような活気は全然ない。そのかわり、古い建物がそのまま残され、時がゆったりと流れているようで、ホッとする。ホー・ユーハンさんに「明日、イポーへ行く」と言ったら、「イポーは退屈な場所。だから好きだ」と言っていた。『ゴールと口紅』『グッバイ・ボーイズ』のバーナード・チャウリー監督はここの出身で、映画もここでロケしている。ヤスミン・アハマド監督もイポーが好きでよく撮影に使っているという。李安(アン・リー)監督の『ラスト、コーション』や、周潤發(チョウ・ユンファ)が主演していた『アンナと王様』も一部ここでロケしたという。
特別ロケ巡りをしたかったわけではないけれど、多くの映画人を惹きつけるイポーという場所の空気が知りたかった。なんで、ときどきお茶しながら、随分と街を歩き回った。

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駅はコロニアル様式の白亜の建物。ホテルも併設している。帰りの電車のチケットがあるか一応見に行ったが、案の定売り切れていた。
駅にいるとき、何だろうこの音は?と思っていた。外に出ると、それが雷鳴だとわかった。空は一転かき曇り、凄まじい稲妻と雷鳴がとどろいていた。風も吹き出して、今にも雨が降りそうだ。慌ててペラ・ダルル・リズアン博物館へと急ぐ。博物館にいれば、雨をしのげるだろうと思った。警備員の人以外誰もいないのかと思ったら、職員らしき人たち2,3人は入り口脇の部屋でのんびりテレビを見ていた。客はわたしたちの他に誰もいないので、こちらも展示を見るというより休憩モード。しばらくして外に出ると、真っ黒な雲はもっと山際の方に雨を降らせて去っていた。
警備員とテレビを見ていた男たちがいないので、どこへ行ったのかと見回すと、博物館前の池に集まって、丁度魚を釣り上げていた。まさか、今晩のおかず?

ケ・ロッ・トン(極楽洞)という洞窟寺院にも行ってみようかと思い、タクシーをつかまえるが、タクシーの運チャンに「5時で閉まるよ」と教えられやめた。もう5時10分前だった。「地球の歩き方」には19時まで開いているとあるが、これも違うらしい。

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のどが渇いたのでカフェを探すが、どこも開いていない。州立モスクの隣にある「サゴール・カフェ」というフードコートへ行ってみるが、ほとんどの店はもう店じまいをしている。どこも5時で終わりなんだろうか。それでも1軒の店の人が「飲み物?」と聞いてくれたので、コピ・アイスとテ・アイスを頼む。店のマレー人の女性と子どもが隣でお茶していた。
「どこからきたの?」 「日本から」 「どうしてマレー語を知っているの?」 「へ?」 「さっきCopiとTeって」 「その2つしか知らない(笑)」
このフードコートは猫天国。ひと目3匹ってくらい、あちこちにいる。平気で足下へやってくるところを見ると、危害を加える人がいないのだろう。暑いせいか、マレーシアの猫はみんなスマートだ。

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さらに歩き回る。歩きながら夕食を食べられそうな店を探すのだが、開いている店が本当に少ない。新市街の方へと足を伸ばすが、なかなかなくて、エエ加減歩き疲れたので、見つけたフードコートで「福建麺」とビールを食す。糖水店があったので、緑豆沙の冷たいのを頼んだ。椀に入った緑豆沙汁粉の冷やしたものを期待したのだが、そうではなくて、グラスに暖かい緑豆沙と大量の氷を入れて冷やした飲み物が出てきて驚いた。所変われば品変わるだなぁ。

そろそろKLに帰りますかと、タクシーを探すが、KLと違ってタクシーがなかなか見つからない。ホテルの前ならいるかと思ったが、いない。こうなったら来たときの運チャンにカードをもらっていたから、そこに電話しようかと思ったところ、やっとつかまえることができた。こんなところも田舎らしい。
空は綺麗に夕焼けしていた。

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ホテルに帰るとなんか小腹が空いた。ホテルの裏手にある幾つかの店が開いていたのを帰りのタクシーの中から確認していたので行ってみると、インド系の店があった。そうだまだ「ロティ」を食べていない。そこでドリンクとロティを2つ頼んだ。ロティを持ってきた後、店のお兄ちゃんが何か聞いてきた。が、何を言っているのか、英語なのかマレー語なのか一言も聞き取れない(^^;)。「は?」と彼の顔を見つめると、お手上げされて諦められた。そしてカレーのソースが入った3つのお皿を持ってきた。あぁ、これの種類を聞かれていたのかと、ようやくわかる。2人なのに3つってことは、全種類もってきてみたってことかな?
これがとってもおいしかった。わたしはロティが大好きなんだが、なぜか日本では見かけない。香港では冷凍食品として普通にスーパーで買えるのだが。朝食やおやつなど軽い食事にはうってつけで、カレーじゃなくても、ジャムやサワークリームなどもよく合う。是非日本でも売って欲しいものだ。
支払いの段になって、驚いた。全部で6RM。160円くらい。飲み物代入ってる?と聞きそうになった。店に従業員5人はいたけど、給料いくらなんだろうなぁ。



posted by amui at 23:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。

時々行く中華レストランのオニイチャンが、怡保(イポー)出身で日本語と広東語を交えながら、映画の話をよくするんですが、ミシェール・ヨーがここの出身で、お母さんが中華(?)レストランをやってるって言ってましたよ。そんな話は出ませんでしたか?

イポーは、「美人の里」なんて言われてるそうですね。一度行って見たいなぁ・・・
Posted by tera-chan at 2009年05月22日 21:41
tera-chanさま
おひさしです
そうですね。楊紫瓊もここの出身でした。一瞬、タクシーの運チャンに言おうかと思ったんですが、はて彼女の名前は広東語でなんて言うんだっけ?と考えているうちに忘れてしまったのでした(^^;)
わたしももう一回、今度は郊外の廃墟の方へ足を伸ばしてみたいなぁと思っております。
Posted by amui at 2009年05月23日 14:14
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