2009年05月15日

幸せのセラピー、チェイサー

『幸せのセラピー』監督:バーニー・ゴールドマン、メリッサ・ウォーラック、出演:アーロン・エッカート、ジェシカ・アルバ、ローガン・ラーマン、アメリカ、2007年、試写

ビルは妻の実家の銀行で形ばかりの役職に就き、いつも肩身の狭い思いをしている。おまけに妻は浮気しているらしい。そんなとき、母校が始めたメンター制度で、自分をメンターに指名してきたのは、ちょっと問題児の少年。しかし、彼の押しの強さに振り回されるうちに、次第に素直な自分を取り戻していく。

あごがケツ割れしているアーロン・エッカート。『ダーク・ナイト』で随分と人気者になったみたいだけど、こういう小粒の良品に出演している彼が好きだ。言いたいことが言えず、自分の不遇を人のせいにしているダメ男が、少年に後押しされて、やっと自分の何がダメかに気がつきます。ジェシカ・アルバも協力するけれど、彼を助けるのは美女ではなくて、ローガン・ラーマン扮する“The Boy”というのがちょっと変わっているところ。このローガン・ラーマンがなかなかいいです。1992年生まれだからまだ16歳。子役から活躍していて『バタフライ・エフェクト』にも出ているらしい。目が良い。
しかしなぁ、40歳を越えて自分探しの旅かぁ。大丈夫かとちょっと不安になるな。

『チェイサー』脚本・監督:ナ・ホンジン、出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ、2008年、韓国、109シネマズ川崎

今はデリヘル経営をしている元刑事の男は、自分の店の女がここのところ次々失踪するのに頭を痛めている。きっと逃げ出したか、誰かが拉致してどこかに売り飛ばしていると思っているが、ふと彼女たちの失踪前に同じ電話番号から注文を受けていることに気がついた。その番号から再び注文を受け、女に家に入ったら場所を連絡しろと言って向かわせた。しかし、彼女が向かった先は携帯電話の電波が届かず、男は女を売り飛ばすのではなく、殺すのが目的だった。

追う者は元刑事の男。追われる者は快楽殺人者。2人の息詰まる攻防戦に久しぶりに胸がバクバクする緊張を覚えた。ハ・ジョンウ演じる殺人者の異常性は、一見普通の青年にしか見えないために一層際だつ。キム・ユンソクが演じる元刑事はどうしようもない男だったのが、行方不明の女の帰りを必死で待つ娘の存在を知ったときに、自分が犯した間違いの重さに気がついて、目の色が変わる。多分に『公共の敵』と似た作品ではある。決してスカッとするエンタテインメントではないけれど、面白い!! こんな映画を初監督で撮ってしまったナ・ホンジン監督の力量に驚愕する。
客席はそれほど埋まっていなかったけれど、ほとんど男性客だというのが珍しい。



posted by amui at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 其他電影 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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