2006年01月18日

盗られてたまるか、公共の敵、立喰師列伝

今日は試写3本。
3月11日からCINEMART六本木で開催される「韓流シネマフェスティバル2006の試写が始まった。各作品1回ずつしか試写がないので、事前予約制で毎回ほぼ満席の状態。
『盗られてたまるか』はイム・ギョンス監督、ソ・ジソプとパク・サンミョン主演のコメディ。原作は斉藤ひろしの小説で、日本でも『とられてたまるか!?』荻庭貞明監督、武田鉄矢、明石家さんま主演で映画化されている。ソ・ジソプがどんな人なんかを知りたくて観た。写真で見たときは、ファンの人には悪いけど「どこがかっこええのん?!」と思った。ところが映画ではなかなか格好良く見えるから、あら不思議。動いてナンボの人かな。カン・ドンウォンも写真を見たときは「えぇ〜、これかっこええかぁ?」と思ったんですけど、『オオカミの誘惑』を観てちょっとやられたんよねぇ。共通点は眉と眼の間が広くて、眼が腫れぼったい、けどスタイルが抜群にいい。この作品は、もっとソ・ジソプに壊れて欲しかったな。カッコイイ男のままで終わっちゃったのでちょっと不満。昔のおバカ映画での劉徳華や梁朝偉のばりに、壊れてくれたら、もうちょっと好きになれるんやけど。

『公共の敵』はカン・ウソク監督、ソル・ギョング、イ・ソンジェ主演。
これは「面白かったぁ〜!」と拡声器持って叫びたくなる作品やった。カン・ウソク監督が『シルミド』の前に撮った作品で、面白いと言う評判は聞いていたけどホンマやった。ソル・ギョングの粗野であんまり頭も良くないけど感だけは尋常でなく鋭い汚職・暴力刑事もいいけど、人間の皮をかぶった獣のような男を演ずるイ・ソンジェも凄い。うちの中では『殺人の追憶』に並ぶ韓国クライム・サスペンスやわ。

『立喰師列伝』は押井守監督の最新アニメーション。”スーパーライヴメーション”と銘打った新手法で制作されていて、アニメーションなんやけど出演者がいる。3DCG空間の背景の中に、演技している人物のスチル写真を取り込んで、簡易人形劇(ペープサートと言うそうだ)のように動かすのよ。絵はリアルなのに、動きはパタパタアニメという、摩訶不思議な映像になってる。
今日は舞台挨拶もあり、監督初め、出演者である鈴木敏夫氏(スタジオ・ジブリ作品のプロデューサーで有名)や、川井憲次氏(押井作品ほか数々の映画音楽を手がけている)などなどが登壇した。その模様はシネジャWEBに追って掲載します。
「立喰師」という架空の人物たちを設定し、彼らの活躍の歴史を紐解くとう体裁をとりながら、押井監督自身の眼から見た戦後の昭和史を語っている。いや、本当に語ってるんよ。絵そのものにあまり動きが無い分だけ、音楽が殆ど途切れる事無く流れ(川井憲次さんの仕事です。大変やったろうなぁ)、ナレーションと台詞もまた途切れる事が無い(山寺宏一さんの仕事です。一人9役!)。しかも「立喰師」を研究する民俗学者・犬飼喜一の論文からの引用とされるナレーションが多いので、一瞬でも油断すると、何言ってんだかサッパリわからなくなる(^^;)
基本的にはコメディなんやけど、笑う為にこれほど集中力を必要とする作品を私は他に知らない。

posted by amui at 23:38| Comment(0) | TrackBack(1) | 亜洲電影 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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『立喰師列伝』完成披露試写会の模様
Excerpt: [eg]【映画】見た後に立食いしたくなる! 押井守監督最新作『立喰師列伝』完成!! 完成披露試写会の模様。結構詳しく書かれています。 ...
Weblog: 野良犬の塒
Tracked: 2006-01-30 22:54