『シネマ歌舞伎特別篇 牡丹亭』監督:十河壮吉、出演:坂東玉三郎、兪玖林、沈国芳、2008年、日本、東劇
坂東玉三郎が昆劇の名作「牡丹亭」を、昆劇の故郷蘇州で上演したときのドキュメンタリー(第1部)と舞台の映像(第2部)。
ドキュメンタリーでは、昆劇学院の役者と互いに互いの技を指導しあう姿や、南京大学での講演で学生たちと交流する様子が興味深かった。『覇王別姫』が日本で公開後、玉三郎が張國榮(レスリー・チャン)と会ったときの話がちょっとだけ出てくる。短いけれど、芸道を極めようとする人間同士、相通じ合うものがあったのだろうと思わせる内容だった。
舞台の方は、最初の方は一瞬眠気に襲われたのだけど、「離魂」の場面が素晴らしく、こちらの魂まで画面に吸い込まれそうになる。
「牡丹亭」って、てっきり悲劇なんだと思っていたら、最終的にはハッピーエンドで、すごく意外だった。
『ワイルド・スピードMAX』監督:ジャスティン・リン、出演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、2009年、アメリカ、TOHOシネマズ六本木ヒルズ試写
第1作目の『ワイルド・スピード』の出演陣が再結集して作られ、全米で大ヒットしたカーアクションムービー。
L.A.から逃亡した後も、相変わらずドミニカで仲間とオイルタンクトレイラー強奪を続けている凄腕のドライバー、ドミニクだったが、派手にやり過ぎてそろそろまた逃げなくてはならない状態になった。恋人のレティを巻き込むことを恐れた彼は、黙って彼女の前から姿を消す。
パナマに1人潜伏していたドミニクの元に、妹のミアから衝撃的な知らせが届き、彼の怒りに火をつけた。危険を顧みずL.A.へと戻ってきたドミニクの情報は、FBI捜査官となったブライアンの耳にも届く。
わたしはこのシリーズはまったく観ていないけれど、前作を知らなくても何があったかおおかたわかる作りになっているので問題ない。
車、女、スピード、犯罪、友情と徹底して男の子のための映画。最初のトレイラー強奪のシーンから、「その坂道の急カーブ、普通に走ってもそのトレイラー通れないでしょうが」と突っ込まずにはいられない。
監督は『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』と同じ、ジャスティン・リン。この方、台湾人なのね。


