2007年11月17日

Tokyo Filmex 2007 その1

オープニング作品の『それぞれのシネマ』を観た。
プレス申請はしたものの、送られてきた書類の中に、混雑が予想される作品の事前予約書があってそれをファックスで送らなくてはならなかったのに、すっかり忘れていた。
そのため、この作品は見られないとあきらめていたんやけど、たまたまシネジャのKさんがチケットが余っているという情報を送ってくださって、観ることができた。感謝、感謝。

カンヌ映画祭60周年記念で制作された、35人の監督によるオムニバス。3分という短い時間でも、監督の個性がでるのがおもしろい。アキ・アウリスマキなんて、労働者たちの顔観たとたんに誰の作品だかわかった。デヴィッド・クローネンバーグの世界で最後に残った映画館のトイレで、世界で最後に生き残ったユダヤ人が自殺しようとしているという強烈なブラック・ユーモアには笑った。親子でチケット窓口の列に並びながら何を観るか散々検討したあげくサッカーを観に行ってしまうケン・ローチの作品も皮肉が効いてる。かつて娯楽の王様だった映画産業の斜陽ぶりを、皮肉ったり、郷愁たっぷりに描いたりするものが多かったように思う。
侯孝賢監督のかつての映画館周辺の賑わいぶりを描いた作品もその一つ。でも、とにかく気になったのが、背景に流れていた音楽。どう聞いても「きよしのズンドコ節」なんよ。これってカバーだったん?と驚いたんやけど、Wikiで調べてみると、ズンドコ節のルーツは海軍小唄で1945年頃に流行したらしい。エンドロールには「真快楽」歌手:文夏となっていた。「♪ずん、ずんずん、ずんどこ」のメロディーで「真(ジェン)、真真、真快楽(じぇんくわいら)」って歌ってる。どうにもうけてしまった。



posted by amui at 21:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 亜洲電影 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。私も気になっていたんです。
あの曲なんだっけ……あっ、ずんどこ節だ!

中華圏監督の中で、候孝賢のパートが一番
気に入りました。あ、王家衛もよかった……。

クローネンバーグもケン・ローチも、真面目じゃなくて?よかったです!
Posted by 阿安 at 2007年11月19日 00:31
いらっしゃいませ、阿安さま
演歌好きの侯孝賢らしいなと思いました。
王家衛も一見して彼とわかる作品でしたね。ほとんど顔の右上部分しか撮してもらってなかったけど、主演は范植偉で驚きました。
Posted by amui at 2007年11月19日 23:17
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