2008年01月12日

投名状

『投名状』監督:陳可辛(ピーター・チャン)、出演:李連杰(ジェット・リー)、劉徳華(アンディ・ラウ)、金城武、徐静蕾(シュー・ジンレイ)、2007年、香港・中国、DVD

ごめんなさい、友人がお土産に持ってきてくれた大陸の海賊版DVDを、悪いことと知りながら、我慢できずに観てしまいました。それにしてもこのDVD、画質の良さが尋常じゃない。内部の人間がデータ流したとしか思えない。

それはさておき、作品ですが・・・
張徹監督の『ブラッド・ブラザーズ/刺馬』を観たときも、めちゃめちゃ面白くて、狄龍(ティ・ロン)のかっこよさに目がハートになりました。そのリメイクを陳可辛監督が、この3人のスターで撮ると聞いたときは、どんな作品になるのか想像できなかった。だって、兄弟仁義がテーマで古装の武侠作品なんてこれまでの作風と結びつかない。でもそれは前作の『ウィンター・ソング/如果、愛』でミュージカルを撮ると聞いたときも同じ。結果は見事なものだった。ならばきっと、今度もこちらの貧困な発想など軽く飛び越えるものを作ってくれるんだろうと期待していたんですが・・・

うぉ〜〜〜!! マジで感動しました。
『ブラッド・ブラザーズ/刺馬』を観たときとは全然違う感動の仕方です。物語の基本部分は同じだけど、こちらは感情のぶつかり合いも、戦場での戦いも、政治的なかけひきも、ものすごく生々しくて、ぐいぐいと迫ってきます。
李連杰が、こんなにこんなにいいなんて! 顔まん丸だけど… 出世も恋もどちらも目に見えない糸に絡め取られるように、がんじがらめの状況に陥ってしまう男・青雲を演じていて、李連杰を観ていて初めて胸キュンになりました。金像奨の主演男優賞を獲るかも。
金城くんも新境地開いたと思う。二人の義兄が次第に対立していく中で、戸惑いながらも必死に状況を打開しようとする一番下の弟分・午陽。荒々しさと、弟分の愛嬌や未熟さがうまく同居していた。惚れ直します。ナレーションも金城くんです。
劉徳華の演ずる二虎は、二人に比べると印象が薄い損な役柄だけど、2番目の兄を、愚かなのではなく、まっすぐな故に政治的な世界には生きられない男としてしっかり描けていたと思う。
そして、兄弟仁義の話だけに終わらず、戦争の酷さ、政府がアホだと人民がどんなにひどい目に遭うかも、ひしと感じられる作品になってます。
一つ欲を言えば、徐静蕾が演ずる女性の人となりをもう少し丁寧に描いてほしかった。彼女にとっては二虎との生活がとても不本意な状況であることが、もっと伝わってきてもいい。

誘惑に負けてPCで観てしまったけど、とっても欲求不満です。でかいスクリーンの映画館で、日本語字幕付きでちゃんと観た〜い!!! 早く日本公開してくれぇ。



posted by amui at 18:28| Comment(1) | TrackBack(0) | 香港電影 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も掃除を明日にして、午後に見よう(笑)。
でも買いますよ正規盤(日本で発売して下さい!)。
日本公開あれば映画館で見ますよ、前売りも買うから配給元(ッテどこが買うのか?)早期公開頑張って下さい!
Posted by sh at 2008年01月13日 10:57
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