2006年02月02日

風の伝説

『風の伝説』パク・ジョンウ監督・脚本、イ・ソンジェ、パク・ソルミ主演 韓国
「韓流シネマ・フェスティバル2006」の最後の試写。
女刑事ヨンファは上司の命令で署長の奥さんをたぶらかした男・プンシクの身辺捜査をすることになる。たまたま彼に何度か助けられ、仲良くなった彼女は彼の昔話を聞き出す事に成功する。しかしその内容は、ダンスに魅せられ人生が変わってしまった純粋な男の物語だった。彼に導かれ、彼女もまたダンスの魅力にはまっていく。
ダンス・ムービーって、あんまりハズレに当たった事が無い。ダンスそのものが心躍るものなのに、そこに素敵なストーリーがついていたら言う事無いってもんや。この『風の伝説』も実に心楽しい映画だった。
今年の韓流シネマ・フェスティバルの主役はイ・ソンジェだと言える。彼の主演作が三本も上映され、その三本がそれぞれ恐ろしく違った役柄なんやけど、見事に演じきっている。あ、『シンソッキ・ブルース』は未見やった。でも『公共の敵』の極悪人も『風の伝説』の一見女たらしのジゴロ、実はダンスの魅力に取り憑かれた純粋な男も、本当に別人かと思う程、顔も立ち姿も違う。本来好みの顔では無いけど、この作品ではめっちゃ胡散臭くて、セクシーで、イノセントで。ええわぁ。騙された奥さん連中のように惚れそうやわぁ。
映画のラストシーンで主役の2人がワルツを踊るシーンは、なんと香港の尖沙咀の文化中心前の公園が舞台。クリスマスシーズンの香港島のネオンと花火をバックに踊る、実に美しいシーンでした。というわけで、香港映画ファンにも嬉しい一本です。



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2006年01月26日

美しき野獣 記者会見

今日は『美しき野獣』の記者会見があり、監督とクォン・サンウとユ・ジテと音楽の川井憲次が登壇する予定やった。受付1時間前に行ったんやけど、既にスチルカメラの受付列には50名以上の人達が並んでいた。皆さん、クォン・サンウ狙いらしい。ところがを待っている時に、主催者から何やら連絡があるから集まって下さいと言われる。その連絡とは、「クォン・サンウさんが体調不良のため、この記者会見に間に合わない。」というものだった。1時半からの会見だったが、3時過ぎに別の部屋で彼だけのフォト・セッションを設けるかもしれませんが、まだ未確定ですとも。映画の主役はクォン・サンウやし、多くの媒体が彼狙いだったわけだから、「なんだよ、それぇ。勘弁してよぉ。」という空気がみなぎる。
うちらはユ・ジテ狙いだったのであまり関係ないというか、彼の喋りが増えるだろうなとかえって期待が膨らむ。
実際に記者会見が始まるとMCからは、連日の過密スケジュールから体調不良になり、乗るはずの朝一番の飛行機に乗れなかったとの説明があった。それってもしかして、寝坊したってことじゃないのかしらん、、、
質疑応答もそろそろ終わり、これからフォトセッションという頃、MCから「たった今、クォン・サンウさんが到着しました!」とのアナウンスがあり、黒シャツ、黒スーツ&白いベストのクォン・サンウが現れた。会場から「きゃあ〜!」という歓声が。あとで後ろの記者席にいた人に聞いたら、その時何人もの女性達が前の方へ突進していったとか。記者会見だよな、これ。なんか、タイミングええなぁと思いつつ、何はともあれサンウ、ジテの2ショットが撮れて、カメラマンさんたち皆ホッとして帰りはりました。記者会見の内容、夜に中野サンプラザで行われたジャパン・プレミアの模様等は、シネマ・ジャーナルWEBにて報告します。

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2006年01月25日

吹けよ春風、頑張れ!グムスン

今日は試写2本とも思いっきり笑って泣いてのコメディで、超ゴキゲンです。
2本とも3月11日から始まる「韓流シネマフェスティバル2006での上映作品。

『吹けよ春風』チャン・ハンジュン脚本・監督、キム・スンウ、キム・ジョンウン主演
ケチでセコくて、恋した事も無いくせに恋愛小説を書こうとしている売れない小説家ソングクの家に、突然ド派手ファッションの超能天気女ファジョンが間借り人として押し掛けてきた。死んだ父が勝手に不動産屋と契約し、借金までしていたのだった。かくして一つ屋根の下、大家と間借り人として生活し始めるが、奔放なファジョンにソングクの生活はかき回され、進まない執筆とともにイライラはつのっていく。しかしファジョンはラブストーリーを創造するという点においては天才的だった。それを知ったソングクは彼女に嘘をついて協力させ、小説を書き始める。二人で過ごす時間は、ソングク自身を劇的に変えていく、、、

主役二人が巧いし、そこかしこにシニカルな笑いがあるのが気に入った。さらにソングクのお母さんの話やラストシーンにはウルウルしてしまう。
キム・スンウは「ホテリアー」でペ・ヨンジュンのライバル役を演じた人。キム・ジョンウンは、松田聖子もビックリなぶりっ子演技がやたらとはまるんよね。ソングクの友人役のチャン・ヒョンソンは、美容師に惚れて美容室に通い詰める男で、登場するたんびに髪型が変わり短くなる。最後は剃るんやないかと心配したけど、踏みとどまりました(^-^;)。この人は『スパイダー・フォレスト』や『マジシャンズ』に出てた人だよな。
クライマックスで日本人団体観光客が登場するんやけど、あれは「愛は言葉も国境も越えて人を感動させる」とか言いたかったんですかね。クライマックスであの演出はちょっとびっくらこいたです。
ファジョンが勤めてる団欒喫茶(とパンフには書いてある)は、日本のキャバレーやバーのように女の子がはべるけど喫茶店という、日本じゃ見かけないタイプの店。メイド喫茶が近いんかな?

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2006年01月20日

美しき野獣

Running Wild『美しき野獣』の完成披露試写があった。

キム・ソンス監督、クォン・サンウ、ユ・ジテ主演。
暴れ者の刑事と切れ者の検事の二人が運命の糸によって引寄せられ、共通の敵であり巨大犯罪組織のボスを逮捕する為にタッグを組む。対極の性格と経歴を持つ二人は時に激しくぶつかるが、絶対に悪は許せないという強い信念と純粋さにおいて共通し、次第に絆を深めていく。しかしあと一歩という所まで来たとき、二人は巨悪の仕掛けた罠にはまってしまうのだった。

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2006年01月19日

WARU、僕らのバレエ教室

試写2本
『WARU』三池崇史監督、哀川翔主演。原作は「ワル最終章」という漫画。この映画は原作者の真樹日佐夫が製作、配給、脚本をして、おまけに主役の兄貴分という重要な役で出演もしている。
男の夢を一杯詰め込んだ、豪華なキャスティングのVシネという印象。哀川翔さんはこういう劇画的主人公をやっても本当にかっこいい。観ていて奥歯がむず痒くなるようなこともない。

『僕らのバレエ教室』ビョン・ヨンジュ監督、ユン・ゲサン主演。
タイトルから想像する内容は、バレエ教室を舞台にした思いっきり笑えるコメディやったんやけど、全然ちごた。大学受験を控えた少年、少女たちが家族や友人との関係や自分の進路に悩み、社会の厳しさを知って、少しずつ大人の階段を上って行く姿を描いた、なかなかの感動作やった。
映画の中では親が進学する大学まで一方的に決めてしまって話し合いの余地無しって感じやったけど、韓国ではそういう家庭が多いんやろか? 自分は逆に全部自分で決めて、親には事後報告やったから、その点に驚きました。映画の中にはもう一本撮れそうな程、多くの話題が詰め込まれている。どの話題も面白いんやから、わけたら良かったのに。
主役のユン・ゲサンは演技の点では◎やけど、ビジュアル的には横にいる二人の親友にどうしても眼をうばわれてまう。イ・ジュンギ君は今韓国で大ブレイク中。『王の男』に主演して、その妖艶な女装姿に落ちる人続出とか。もう一人のオン・ジュワン君の方がうちの好み。最近は『ピーター・パンの公式』という映画に主演したらしい。こちらも青春映画やけど、生長の痛みをかなり冷徹に描いているとか。どっちの新作もちょっと観てみたいわ。

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2006年01月18日

盗られてたまるか、公共の敵、立喰師列伝

今日は試写3本。
3月11日からCINEMART六本木で開催される「韓流シネマフェスティバル2006の試写が始まった。各作品1回ずつしか試写がないので、事前予約制で毎回ほぼ満席の状態。
『盗られてたまるか』はイム・ギョンス監督、ソ・ジソプとパク・サンミョン主演のコメディ。原作は斉藤ひろしの小説で、日本でも『とられてたまるか!?』荻庭貞明監督、武田鉄矢、明石家さんま主演で映画化されている。ソ・ジソプがどんな人なんかを知りたくて観た。写真で見たときは、ファンの人には悪いけど「どこがかっこええのん?!」と思った。ところが映画ではなかなか格好良く見えるから、あら不思議。動いてナンボの人かな。カン・ドンウォンも写真を見たときは「えぇ〜、これかっこええかぁ?」と思ったんですけど、『オオカミの誘惑』を観てちょっとやられたんよねぇ。共通点は眉と眼の間が広くて、眼が腫れぼったい、けどスタイルが抜群にいい。この作品は、もっとソ・ジソプに壊れて欲しかったな。カッコイイ男のままで終わっちゃったのでちょっと不満。昔のおバカ映画での劉徳華や梁朝偉のばりに、壊れてくれたら、もうちょっと好きになれるんやけど。

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2006年01月11日

天空の草原のナンサ、プリティ・ヘレン、刺青

『天空の草原のナンサ』@日比谷シャンテ・シネ ベンバスレン・ダバー監督
ドイツ映画になってるけど、内容はモンゴルの映画。
モンゴルの草原で伝統的な遊牧をして暮らす一家の生活をドキュメンタリーのように映した劇映画。ストーリーはモンゴルの黄色い犬の伝説や実際にあった犬が子供をハゲワシの襲撃から守ったお話などがミックスされている。また近代化による遊牧民の生活の変化についても映し出す。
何てたって子供たちが無茶苦茶可愛い。うちは子供が苦手なんやけど、この映画の3人の子供たちは本当に可愛いいと思った。こんな表情をとらえる事が出来た監督は素晴らしい忍耐力の持ち主に違いない。そして6歳にして大きな馬を乗りこなし、街に出かけたお父さんの代わりに放牧のお手伝いをもしてしまうナンサのなんと凛々しい事か。青い空と緑の草原、子供たちの笑顔と物わかり気な子犬の表情に、朝からちょっとダークサイドだった気分はすっかり癒されてしまいました。しかし、彼らもいつかはやっぱり放牧を止めて街に行ってしまうんだろうか。その時、今の生活ほど深い家族の絆を維持する事は出来るのだろうか? そして今のように幸せな暮らしが出来るのだろうか?

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2006年01月10日

風のファイター

ようやく2006年1本目の映画を観た。
『風のファイター』@試写 韓国 ヤン・ユノ監督

極真カラテの創始者・大山倍達(チェ・ベダル)の人生をモデルに描かれた韓国の漫画「風のファイター」が原作。
ペダルは戦中に航空兵になろうと韓国から日本に渡るが、待っていたのは理不尽な差別を受ける屈辱の日々。日本の敗戦後、どん底生活の中で子どもの頃の武術の師匠と奇跡の再会を果たす。改めて武術の教えを受けるが、その師匠は日本のヤクザに殺されてしまう。「正義なき力は無能なり、力なき正義も無能なり」と悟ったペダルは人間の限界を越えるような山中修行を行い、超人的とも言える力を身につける。そして山を降りた彼は、日本全国の道場破りを始める。
基本的に格闘技に興味が無いので、大山倍達の名も初めて知った。昔、漫画や映画で「空手バカ一代」ってあったけど、あれも大山倍達の話なのね。内容的には『風のファイター』ってより『空手バカ一代』の方が的を得たタイトルやと思う。最後、牛と闘うんやもんなぁ。そこに正義はあるんか?(^^;) でも一撃必殺の闘いっぷりはとにかく強そうで痛そうです。 

主役のヤン・ドングンはキム・ギドク監督の『受取人不明』に主演していて、強烈にその印象が焼き付いている。決してハンサムではないけど、力強い顔と立ち姿。好きな女性ができたときの、ウヘッて照れる顔が案外可愛かったりする。日本語の台詞もすごい頑張ってた。他の出演作品も観たくなったわ。この人、ラッパーでもあるらしい。27歳で今年から兵役とか。あら残念。
結構面白かったんやけど、一部の脇の日本人役が明らかに韓国人とわかる日本語だったり、軍隊にその長髪はあまりにあり得へんやろと思ったり、もうちょっと何とかなったんじゃないんですかと思う部分もあって、ちょっと残念。

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2005年12月08日

風の前奏曲

銀座テアトルシネマにて『風の前奏曲』を観た。
なんか、金曜の昼間のためか客の年齢層が高い。
タイの伝統楽器の伝説的奏者ソーン・シラパバンレーン師の人生をヒントに、創作された作品。
物語は主人公ソーンがラナート奏者として王宮楽団員に召し上げられ、名誉と尊敬を集める様になるまでの光の時代と、晩年のタイ近代化至上主義の中で伝統音楽が否定され、禁止されてしまう影の時代を行き来する。
ラナートの音は木琴よりも空気をはらんだような柔らかさがある。聞いてとても心地よい。ところが映画はなにやらちょっと居心地が悪い。心に響くシーンはいくつかある。近代か至上主義者の大佐(この人、『バトル7』の赤パン隊長や!)とソーンが対峙するシーンや、ソーンが新しく入って来た西洋の象徴であるピアノの音を聞いて直ぐに合奏を始めるシーンは感動的。せやけど全体としてのまとまりや迫力に欠けて「残念!」と思ってまう。
若き日のソーンを演じたアヌチット・サパンポン。噂は聞いていたけど、確かに張國榮に似ている!ふとした表情が激似。レスリーにココナツパウダーを少々って感じやね。彼は『春の雪』にもタイの王子役で出演しているそうですが、こちらは未見。レスリーファンはどう見るんでしょうか?
もう一人、ソーンのライバル奏者クンインを演じたナロンリット・トーサガー氏は本物のラナート奏者らしいけど、強烈な個性で焼き付きました。火野正平 in レッドカレーだな。

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2005年12月07日

私の頭の中の消しゴム

川崎TOHOにてようやく『私の頭の中の消しゴム』を観た。
最近、世の中には「泣こう」と思って準備万端用意して、泣きの映画やドラマを観る人がいるらしいが、これこそ、そういった人たちのための映画やろう。何しろ結末が分かっている。美しい主人公が若年性アルツハイマーで記憶を失っていくのだから、こんな悲劇的な話はない。
ところが、観終わって残っているのは、美しい二人のファンタジックな恋愛劇としての印象やった。なに不自由無い金持ちの娘と愛に恵まれないで育った男が出会い、恋に落ち、結婚し、甘い新婚生活を送る。この過程が、結構長い。全てが順調に思え、これほど愛し合っている二人だからこそ、悲劇性が一層高まるという狙いなのだろうけど、こちとら彼女の運命を知っているもんやから、「あれ、まだ発覚しないの?」と完全待ちの体勢。そんでもって、病気になった後のリアルな看病の大変さとかはほとんど無し。難病ものじゃなくて、あくまでも悲恋物語なんですわ。
チョン・ウソンはカッコいいんだけど、なぜかうちの趣味ではない。次回作は劉偉強監督、チョン・ジヒョン共演の『デイジー』やそうね。今日ヨドバシのTVコーナーでCS放送を流していて、彼らの記者会見を偶然見たよん。
ソン・イェジンは女のうちが見ても可愛い。

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2005年12月01日

『僕の恋、彼の秘密』のダンカン・チョウ来日舞台挨拶

Dancan行ってきました〜。

ダンカンくんは予想より遥かに無垢な少年のような笑顔で笑う人でした。でも、受け答えは落ち着いていて、しっかりした大人な感じ。うぅ、ハマるかも。12月3日(土)の公開初日には新宿武蔵野館で舞台挨拶があるけど、まだちょっとだけ席があるみたいですよ。詳しくはこちらをご覧下さい。
舞台挨拶の模様は、12月発売予定のシネマ・ジャーナル66号にトニー・ヤンの記者会見と共に掲載します。どうかお買い求め下さい。
ところで、ゲストに日本のダンカン氏が来て、場をおおいに盛り上げていきましたよ。なんか、ありえないショットが山ほど撮れちゃったんですけど。その一例がこれ。もっとノリノリのもあります。本誌にそんなに写真載せられないし。どうしようかなぁ。

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2005年11月25日

アコード・ファイナル、フリー・ゾーン、あひるを背負った少年、サウンド・バリア

今日も4本。エコノミー症候群にならないか心配やわ。
今回、観てきて当初あまり注目していなかったスイス映画特集の作品が『雪崩』『最後のチャンス』ともとても面白かったので、今日の『アコード・ファイナル』を予定に追加した。そしたら、これはとっても明るくて楽しい作品で朝からご機嫌やった。世界的なバイオリニストがスポンサーの男爵と賭けをする。自分たちが見ている前で、音楽学校の門を10番目にくぐった女性とバイオリニストが2ヶ月以内に結婚できるか?出来たら、男爵は3万ドルを、出来なかったらバイオリニストが持っているストラディバリウスを男爵に渡すというもの。バイオリニストは音楽学校に偽名で入学し、彼女を射止めようとするが、、、というシチュエーション・コメディ。音楽学校の生徒が一致団結してコンサートに漕ぎ着けるあたり、なんか「のだめカンターレ」を思い出した。いや、全然ちゃうんやけどね。新しい才能あふれる指揮者と若いエネルギーが溢れるオケとそれを導くマエストロの存在ってところが何となくね。

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2005年11月24日

マジシャンズ、セックスと哲学、落ちる人、完全な一日

朝から晩までフィルメックス。流石にあの会場で4本観ると、疲れるわぁ。しかも、今日のは4本とも暗い映画やったし。ちょっと鬱状態になって帰ってきました。

でもソン・イルゴン監督の『マジシャンズ』は面白かった。
前作の『スパイダー・フォレスト』あんまり好きじゃなかったんで、期待していなかったんやけど。冒頭、森のシーンから始まったんで「また、森?」と思ったところ、不思議なメイクの女性が踊りながら登場。そして突然浮き上がった。「なんなんだ?」とビックラこいてるうちに、もう映画の中に連れ込まれていた。映画全体がワンカットで撮影されていて、音楽が流れている間に登場人物が部屋を移動したり、上着を着替えたりすることで、時間が過去と現在を行き来する。映画と舞台劇の素敵な融合。美しい夢を見せてもらったような気分。最後のライブで演奏される歌も本当に素敵な曲だった。

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2005年11月21日

焼けた劇場の芸術家たち、雪崩、サグァ

Nishijima今日は個人的にとっても嬉しいことがあった。

フィルメックス開催期間中、西武B館1Fのアニエスベーの店舗で17:30から19:00の間、「Director's Drink」と呼ばれるドリンクサービスが行われている。今日はそこに行ってみたら、審査員の方々がいた。今年の審査員には俳優の西島秀俊さんがいて、彼もゲストで来ていた。うちは前々から西島さんに聞いてみたことが有ったので、チャンスとばかりサインを貰いに行った。
実はうちが十うん年前に某メーカーに新入社員として入り配属された部門の所長が西島さんと言った。とてもカッコいい方で、女子社員にとても人気があり、例えばバレンタインデーには女子社員がいわゆる義理チョコを用意するんやけど、「所長には、ちょっといいもんあげたいよねぇ!」とか、当日誰が渡しに行くのかで盛り上がったりしたもんやった。その所長に息子さんがいて、どうやら俳優をしているらしいという話を聞いたのは割と最近のことやった。それを聞いたとたんに、うちの頭の中で所長と西島秀俊さんがリンクした。「うわっ、似てるやん!」 それ以来、本当に親子なのかどうかがもの凄い気になっていた。
で、今日、ご本人に確認したところ、ビンゴ! やった。まあ、だからどうだって話ではあるんやけど、

〜、スッキリした!

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2005年11月19日

スリー・タイムズ

今日から東京フィルメックスです。
今年のオープニングは侯孝賢監督の『スリー・タイムズ』。張震来るかと期待したけど来ず。残念!
3つの時代の3組のカップルの愛情をオムニバス形式で描いた作品。作品はうちとしては『フラワーズ・オブ・シャンハイ』に比べれば全然良かったけど、ちょっと長いな。監督の当初の企画は第一話の1966年の話を自分で撮り、他の二話を若い監督に撮らせるものだったらしい。そして1話目は自分の若い頃の思い出からつくられたのだとか。うーん、その話を聞いてちょっと納得。1話目に感じる瑞々しさ、愛おしさは半端無く素敵やった。ところが2、3話は映像や衣装そして音楽は凄く美しいんだけど、話はいたって凡庸。
張震は『エロス』の方が素晴らしいけど、こちらもかっこいいです。弁髪姿、似合い過ぎ。でも最初のショットでいきなり彼の頭から映ったとき、「やっばぁ〜」と声に出しそうになってもた。かなりきちゃってます、「M字◯◯」
舒淇は不思議な女優だ。決して顔の造形的には美人やないんやけど、1話では可愛く、可憐な女の子に見えるし、2話では凛として美しい大人の女性に見えるし、3話では退廃的なファムファタルに見えるんよね。ハリウッドでお飾り女優やるより、アジアで頑張った方が良いと思うんやけどね。

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2005年11月18日

世界、カーテン・コール

『世界』賈樟柯監督、銀座テアトルシネマにて
うちの中国語の先生でもある友人と観に行った。彼女は北京出身やけど、中国を離れて長いので、かなり感覚が欧米人+日本人化している。つい最近、二年ぶりに北京の親元に帰って来たばかりやけど、「ネコもしゃくしも銭、銭、銭、銭、銭の話ばっかり(-_-#)!!!」と怒りまくっていた。とんでもなく急激な変化に驚愕している。そして今日、この映画を観て衝撃を受けていた。まず、この映画が北京で感じた地方出身の労働者の生活をよく映していたこと。彼女が感じた以上に未来が無いラストもショックだったようす。そしてこの内容が中国国内で上映できたという政府の変化にも。うちもあの最後はちょっと驚いた。監督はそこまで中国の未来を悲観的に捉えているのだろうか?

『カーテン・コール』はシネスイッチ銀座にて。監督・脚本は『チルソクの夏』の佐々部清。かつて映画が華やかなりし頃、幕間芸人と呼ばれる人がいた。タウン誌の記者が下関の映画館で働いていた安川修平という幕間芸人の話を記事にまとめようと取材を続ける中で、彼と家族の人生を知り、自分と父との関係も見直すことになる。
監督は今回も地元の下関にこだわってます。安川氏が実は在日韓国人だったという流れや、『チルソク〜』では流しの歌手だったお父さんが、今回は幕間芸人になった感じ。昔の映画の隆盛期を知っている人達には、懐かしさで一杯になるかもしれないけど、うち全然知らんので『チルソク〜』の方が面白かったなぁ。映画館に貼ってあった上映作品のポスターが『ブエノスアイレス』と『あの子を探して』で、これは監督の趣味なんかな。『チルソクの夏』もしっかりあったわ。

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2005年11月09日

女は男の未来だ、ビューティフル・ボーイ

今日は新宿で2本鑑賞。
新宿武蔵野館にて『女は男の未来だ』は韓国作品。ホン・サンス監督、ユ・ジテ、ソン・ヒョナ、キム・テウ主演。大学の先輩、後輩である二人の男と、その二人と関係を持つ女の話。付き合いは結構長いはずやけど、お互いのこと殆ど何も知らず、なんかチグハグな感じやら、恋い焦がれてドキドキしていた男が、女と初めて寝た後に「足、毛深いね」なんていきなり余韻もへったくれもない会話をしてたりするのが、脇腹を細い針でチクチクつつかれているような、痛痒い感触を覚えさせる。ユ・ジテのファンは彼のヘタレっぷりに驚くやろうな。めちゃ太ってるし。エンディングがあっけなくて、なんやそんだけかい! とつっこみたくなる。
『ビューティフル・ボーイ』はシネマスクエアとうきゅうにて。エカチャイ・ウアクロンタム監督。日本でも話題になった、オカマのムエタイ選手パリンヤーちゃんの半生を描いたもの。当時は彼女については何も知らなかったけど、なんやただ奇異な眼で見られる見世物になってて可愛そうな気がしたのを覚えている。彼女が本当に性同一性障害を持っていたことや、如何に家族を愛し、ムエタイを愛し、苦しみながらも自分らしく誇りを持って生きようとしていたかが、エンタメ性も十分に持ちつつ描かれている。ムエタイで鍛えた肉体と女の子でありたいと願う心が、一層ギャップを際立たせ、彼女の健気さにウルウルしちゃいました。こういうの観ると、近年のタイの映画製作は充実しているなぁと感心してしまう。主演のアッサニー・スワンも元ムエタイ選手なのはいいとして、これが初演技とはとても思えん!
ところで、日本でファンの女の子がホテルに押しかけてきた話は本当の話? マジでいるのか、あんな奴?
記者会見の時にはアッサニー・スワンと共にパリンヤーちゃん本人も来日し、雑誌に載ってました。今は手術もしてすっかり女性らしく綺麗になって、モデルや女優の仕事をしているそうや。

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2005年10月30日

長恨歌、愛と卵について

ようやく東京国際映画祭が終了しました。疲たけど楽しかったわ。
アジアの風の最優秀アジア映画賞は『細い目』、特別賞は『一緒にいて』が受賞。『一緒にいて』は観なかったんで、ちょっと残念。

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2005年10月29日

浮気雲、靴に恋する人魚、愛しているともう一度

今日と明日は渋谷通い。六本木より電車賃は安くてすむ。でもオーチャードもコクーンも座席が悪くて、一日三本も観るとケツ割れる、、、

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2005年10月28日

深海、恋人

Hills 今日は台湾映画の日。二つの間が随分空いていたので、初めて(^^;)ヒルズの中を色々歩いてみた。センタービルの4階に有燐堂やam/pmがあるのを発見。これまで駅の方まで歩いていた、、、 4階とTOHOって高さ的には同じで、am/pmの目の前にTOHOが見えるんやけど、直接行く方法はないみたい。六本木ヒルズって迷路のようや。

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